成田市の男女共同参画センターが主催する公開講座を受講してきました。
令和元年第1回目のテーマは…。
「人生100年時代をどう生きる?いつか来る!おひとりさまに備える知恵と工夫」
折からの年金報道などで、参加者も多く関心の高さが伺えました。
人生100年時代をどう生きる?(令和元年度第1回男女共同参画セミナー)の参加体験レポートです!
「男女共同参画」は日本の社会政策の一つ
男女共同参画社会は、「男性も女性も、意欲に応じて、あらゆる分野で活躍できる社会」という定義がなされています。
この男女共同参画社会を目指す動きが、男女共同参画社会事業で、日本全国の自治体でさまざまな試みがなされていて「男女共同参画セミナー」もその一環です。
男女共同参画社会については以前も取り上げていますが、改めて概要をご説明しますね。
「男女共同参画センター」は内閣府主導の施設
国の施設 | 内閣府男女共同参画局 |
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都道府県の施設 | (各都道府県)『男女共同参画センター』 |
各自治体の施設 | (各自治体)『男女共同参画センター』 |
1999年(平成11年)、男女が互いに人権を尊重しつつ、能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現のために「男女共同参画社会基本法」が施行。
内閣府には「内閣府男女共同参画局」が設置され、男女の機会均等や共同参画を推進することを任務とし、各都道府県に設置されている「男女共同参画センター」を支援しています。
そして各都道府県の「男女共同参画センター」が、各自治体の「男女共同参画センター」を支援してさまざまな活動が行われています。
成田市「男女共同参画センター」の基本情報
名称 | 成田市男女共同参画センター |
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住所 | 〒286-0017 成田市赤坂2丁目1番地14 ボンベルタ成田アネックス館B棟2階 |
開館時間 | 午前9時から午後9時まで(注:午後5時以降の貸館がない場合、午後7時で閉館) |
休館日 | 12月29日から1月3日まで |
公式サイト | 成田市男女共同参画センター |
成田市男女共同参画センターは、ボンベルタ成田アネックス館内にありますので、車で行く時にはボンベルタ成田の駐車場をそのまま利用するかたちとなります。JR成田駅からは、約2kmありますので徒歩で行く場合は30分程度は見ておくと良いです。
成田市「男女共同参画センター」は、成田市が運営する男女共同参画社会の形成を推進するための自主的な学習と活動の拠点施設です。
オープンスペースとなっているミーティング室以外は予約と一定の使用料の負担が必要ですが、手続きをすれば講演会・イベント等に利用することができます。
令和元年度の「男女共同参画セミナー」スケジュール
回数 | 日時 | 会場 | テーマ | 申込期間 |
第一回 | 6/29(土) 13:30~ |
男女共同参画センター会議室 | 人生100年時代をどう生きる? | 5/7~6/19 |
第二回 | 7/27(土) 10:30~ |
保険福祉館多目的ホール | パパ・じぃじとあそぼ! | 5/27~7/17 |
第三回 | 9/29(日) 10:30~ |
男女共同参画センター会議室 | アサーティブコミュニケーション講座 | 7/29~9/17 |
第四回 | 未定 | 男女共同参画センター会議室 | 未定 | 未定 |
男女共同参画講演会 | 11/30(土) 10:30~ |
成田市役所大会議室 | くらたま流スッキリ生きる方法 | 9/30~11/20 |
成田市「男女共同参画センター」では、定期的に無料セミナーを開催しています。
令和元年度は年4回が計画されていて、今回が初回。定例セミナーの他に、『男女共同参画講演会』という特別セミナーが予定されています。
申込方法ですが、あまり知られていないので念のため記載しておきますね。
- 住所
- 氏名
- 電話番号
- 託児希望の有無(2歳~未就学児対応、子供の名前と年齢を記載)
- 市外在住の場合は市内在勤・在学の有無を記載
こちらの5点を明記の上、成田市役所市民協働課宛にメールまたは電話かファックスで申し込むかたちとなります。
- メール:kyodo@city.narita.chiba.jp
- 電話:0476-20-1507
- FAX:0476-24-1086
令和元年度第1回男女共同参画セミナーに参加してみました
令和元年度の男女共同参画セミナーが開講するということで、聴講に行ってきました。
6月29日(土)はあいにくの雨でしたが、ボンベルタ成田の駐車場が利用できるので助かりました。
第1回のテーマは「人生100年時代をどう生きる?」
令和元年度第1回男女共同参画セミナーのテーマは「人生100年時代をどう生きる?」。
老後の生活・介護の現状から、いわゆる終活まで、幅広い内容が90分の講義にコンパクトにまとめられていて、非常に参考になりました。
講師の先生は世田谷在住と言うことでしたが、成田市の事情なども盛り込まれています。
高齢化率、人口構成という点で、成田市は比較的恵まれた状況にはあるようです。
90歳以上の女性は8割以上が認知症になっている
講義の内容を細部まで紹介することは控えますが、最も衝撃を受けたのは、女性の場合、90歳を超えると8割以上が認知症の状態にあるということでした。
男性の場合は、認知症にかかる割合が90歳以上でも50%程度となっているのに比べて、女性の認知症の割合が明に高いのが目立ちます。
女性の場合、90歳を超える可能性が十分にあるのですが、認知症にかかる割合が8割以上ということは、最終末期は誰もが認知症となるという前提で準備する必要があるということですよね…。
講義のなかでも、多くの人は
見たくない、聞きたくない、考えたくない
そのため、しっかり現実に向き合うことから逃げてしまっていると。
まずは、人生100年時代の最終末期は認知症となって迎える可能性が非常に高いということ、ここにしっかり向き合わなくてはいけないと感じました。
人生100年時代をどう生きる?(令和元年度第1回男女共同参画セミナー)【参加体験レポ】まとめ
人生100年時代をどう生きる?というテーマで開催された、令和元年度第1回男女共同参画セミナーの参加体験レポートはいかがでしたか?
- 1999年(平成11年)、男女が互いに人権を尊重しつつ、能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現のために「男女共同参画社会基本法」が施行。
- 「男性も女性も、意欲に応じて、あらゆる分野で活躍できる社会」として、男女参画社会を目指す動きが進められています。
- 「男女共同参画センター」は、男女共同参画社会の形成を推進するための自主的な学習と活動のための拠点施設です。
- 成田市の「男女共同参画センター」では、男女共同参画セミナーを定期的に開催しています。
- 第1回は人生100年時代をどう生きる?というテーマでしたが、女性の90歳以上の認知症の割合は衝撃的でした…。
成田市男女共同参画センターが主催する男女共同参画セミナーには過去にも参加しているのですが、これまで受講したセミナーのなかでも最も印象に残りました。
印象に残るというよりは、衝撃的だったと言った方が良いかも知れません…。
90歳以上の女性の8割以上が認知症になるというデータを示されると、自分だけは例外になると考えるわけには行きません。
老後の問題は、誰もが直面することになる課題だけに、『お金節約.com』編集部としても、さらに追いかけて行きたいと思います。