お金の基礎知識 PR

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の引換えはいつ?

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の引換えはいつ?
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
編集部員ふみ子
編集部員ふみ子
『お金節約.com』編集部員「ふみ子」です。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の引換えが遅延しています。

当初の予定では、7月頃に取扱金融機関の窓口で引換開始予定とされていましたが…。

新型コロナウイルス感染症の影響拡大で見合わせに。変更後の日程も、なかなか公表されない状況となっています。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の現状についてお伝えします。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣の概要

財務省(造幣局)では、国の重要なイベントに際して記念貨幣を発行しています。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会についても、4回に分けて37種類の記念貨幣を発行する計画でしたが…。(現在遅延中です)

まずは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の記念貨幣について、発行計画の概要を振り返ってみましょう。

東京2020大会記念貨幣の額面は合計4種類

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の記念貨幣は、各競技が描かれる都合上、図柄は37種類となりますが、額面としては4種類です。

  • 一万円金貨幣(通信販売)
  • 千円銀貨幣(通信販売)
  • 五百円バイカラー・クラッド貨幣(引換)
  • 百円クラッド貨幣(引換)

この4種類の額面は、入手方法で分類すると通信販売と引換の2つに分かれますが、通信販売の価格は、直近の第4次販売分では次の通りとなっています。

  • 一万円金貨幣:122,223円(税込)
  • 千円銀貨幣:9,676円(税込)

一万円金貨幣と千円銀貨幣は、額面の10~12倍程度の販売価格となるわけですから、ある意味コレクターアイテムとなりますね…。

五百円バイカラー・クラッド貨幣と百円クラッド貨幣については、金融機関等の窓口における引換、つまり等価交換です。イメージ的にほぼ両替と思っていて大丈夫です。

東京2020大会記念貨幣の発行スケジュール

発行次/額面 一万円 千円 百円 五百円
第1次
平成30年11月27日
×
第2次
令和元年7月24日
× ×
第3次
令和2年1月28日
×
第4次
令和2年7月予定

(『お金節約.com』編集部にて作成、発行次の日付は引換開始日を記載)

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の記念貨幣を、発行スケジュールから見ると上記の表のようになります。

※オリンピック・パラリンピックの区別、競技図柄の区別は除外してまとめています。

第3次までは順調に予定をクリアしていたのですが、その後、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大。

第4次発行分から、発行スケジュールが遅延しています。

現時点で、第4次発行分の一万円金貨幣・千円銀貨幣については、通信販売の申込者に順次発送することが公表されていますが、問題はそれ以外です。

とくに、第4次発行分が初回かつ唯一の発行となる、五百円バイカラー・クラッド貨幣の引換実施の目処が立っていない状況なのです…。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の現状

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣の第四次発行分には、一般人にとっては本命とも言える『五百円バイカラー・クラッド貨幣』が含まれます。

額面と同じ金額で入手できる貨幣としては最高額ですし、デザイン的にも優れているので、記念品としても最適のようにも思えますが…。

残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、引換実施日は現状では未定です。

ざっくりここまでの推移を振り返ってみましょう。

令和元年11月29日(第四次発行分)のスケジュールを発表

令和元年11月29日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の発行スケジュールが発表されました。

この時点では、五百円バイカラー・クラッド貨幣の引換日については、令和2年6月頃に財務省から公表予定とされていました。

令和2年2月6日(第四次発行分)の打初め式スケジュールを発表

令和2年2月6日、造幣局は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の打初め式を、令和2年3月5日に実施することを発表。

新型コロナウイルス感染症の影響が拡大しつつある時期だったかと思いますが、製造工程には入っていると考えて良いのでは無いでしょうか。

ちなみに打初め式については、報道機関のみを対象とした無観客での開催となりました。

令和2年4月24日(第四次発行分)の引換開始見合わせを発表

令和2年4月24日、財務省は020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の予定変更を発表。

  • 一万円金貨幣、千円銀貨幣については7月以降、申込者に順次発送
  • 五百円バイカラー・クラッド貨幣および百円クラッド貨幣については、当面の間引換を見合わせ

五百円バイカラー・クラッド貨幣および百円クラッド貨幣の引換スケジュールについては、現時点では、ここから事態が動いていない状況となります。

令和2年7月9日(第三次発行分)の一部追加受付実施を発表

令和2年7月9日、造幣局は、東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣(第三次発行分)の一部について、追加受付を実施することを発表。

図柄としては、「体操」「柔道」「卓球」ということですが…。

これまでも一つの種目で追加受付の実施が行われることはありましたが、一度に3種目での追加受付実施となりました。

キャンセル等の影響がどの程度あるのかについては不明ですが、東京2020オリンピック競技大会記念貨幣への関心が薄くなっているような雰囲気は感じられます。

東京2020大会記念貨幣についての造幣局の発表としては、現時点ではこれが最新情報となります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の引換えはいつ?【まとめ】

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣(第四次発行分)の引換スケジュールについて、お伝えしました。

今回紹介したこと
  • 財務省(造幣局)では、国の重要なイベントに際して記念貨幣を発行しています。
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会についても、4回に分けて37種類の記念貨幣を発行する計画です。
  • 第3次発行分までは順調に予定をクリアしていたのですが、その後、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大。第4次発行分から、発行スケジュールが遅延しています。
  • 第4次発行分では、額面と同じ金額で入手できる貨幣としては最高額で、デザイン的にも優れている『五百円バイカラー・クラッド貨幣』が注目されていましたが…。
  • 『五百円バイカラー・クラッド貨幣』は第4次発行分が初回かつ唯一の発行となりますが、引換実施日は現状では未定です。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣について、五百円バイカラー・クラッド貨幣の引換開始を心待ちにしている人も多いと思いますが…。

結論としては、現時点では引換実施日は未定です。

ここまで色々あると、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催そのものについても不安を感じざるを得ませんが…。汗

記念貨幣の引換実施日については、財務省・造幣局からの発表を待ちましょう!