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コンビニATMの手数料が無料の銀行ってドコ?【おすすめの組み合わせは3つ!】

セブンイレブン
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編集部員ふみ子
編集部員ふみ子
『お金節約.com』編集部員「ふみ子」です。

先日、コンビニATMで銀行に預け入れをしたら、手数料が取られてびっくり!

普段あまり使わない銀行だったので、コンビニATMの手数料を把握していなかったんですよね…。

できるだけコンビニATMの手数料をかけない方法は無いの?

…ということで、コンビニATMの手数料が無料の銀行について調べてみました!

【問題発生】コンビニATM手数料の有料化が進展中

預金通帳2,000円預け入れて、108円の手数料…。汗

先日、セブンイレブンのATMで、三菱UFJ銀行に「預け入れ」したんです。

普段はほとんど、三菱UFJ銀行を使っていないんですけど、どうしても必要となり…。

そうしたら、手数料がかかってびっくり!

引き出す方なら分かる気もするんですけど、預け入れる方にも手数料がかかるとは!

三菱UFJ銀行は2013年末からコンビニATM手数料が有料化

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行は、2013年12月20日から、コンビニATM手数料を、平日昼間無料から100円(税抜)に引き上げています。

メガバンクのなかでも、手数料見直しの先行事例となっています。もちろん預金残高によっては優遇が受けられますが…。

  1. 預金残高30万円以上で、コンビニATM2回まで無料
  2. 預金残高500万円以上で、コンビニATM3回まで無料

という感じです。正直、この水準はかなり厳しいですよね…。

実際には、預金残高以外の条件も複数設定されていますが、コンビニATMの無料利用回数の上限が3回というのは、使い勝手という意味では厳しいです。

残高照会以外の全てのATM操作、つまり預け入れについても手数料がかかるということは覚えておくと良いです!

メガバンク各行のコンビニATM手数料

三菱UFJ銀行 コンビニATM3回まで無料
みずほ銀行 コンビニATM4回まで無料
三井住友銀行 コンビニATM3回まで無料

(各行とも無料回数の上限を記載)

三菱UFJ銀行だけでなく、メガバンク各行の状況も見てみましょう。

メガバンク各行は、基本的にコンビニATM手数料は有料で、預金残高などに応じて優遇措置をとっていますが、手数料無料で利用できる回数は、最大で3~4回です。

通勤途中に銀行の支店が無いなど、コンビニATMを利用せざるを得ない状況では、メガバンク各行は、だいぶ使い勝手が悪くなることが分かります。

新生銀行、ソニー銀行も見直しで原則ATM手数料を有料化

新生銀行 2018年10月7日より原則有料化
ソニー銀行 2019年1月より原則有料化

新生銀行ソニー銀行は、コンビニATMの手数料がかからない銀行として重宝されてきましたが、相次いで手数料見直しの動きを進めています。

新生銀行は、主要コンビニ各社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)で、24時間回数無制限で引き出し手数料が無料でしたが、2018年10月7日より手数料が原則有料化。

ソニー銀行は、セブンイレブン(セブン銀行)、ミニストップ(イオン銀行)のATM手数料が無料でしたが、2019年1月より手数料が原則有料化。

コンビニATMの手数料をめぐる動きは、一段と厳しくなってきています…。

【解決策その1】ゆうちょ銀行・スルガ銀行ANA支店を利用する

ゆうちょ銀行 スルガ銀行 ATM台数
セブンイレブン 有料 無料 24,798台
ファミリーマート 無料 無料 12,706台
ローソン 有料 有料 12,722台

(ATM台数は各社公表の最新台数データを使用)

現時点で、主要コンビニ各社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)すべてのATMを、無条件で手数料無料で使える銀行はありません。

それでも、組み合わせ方によってはお得な使い方が見えてきます!

ゆうちょ銀行とファミリーマートATMの組合せが便利!

イーネットのゆうちょ銀行手数料(画像出典:イーネット『ATMのご利用時間と手数料:ゆうちょ銀行』)

ゆうちょ銀行の場合は、ファミリーマートのATMを利用するのが便利です。

ファミリーマートに設置してあるATMは、基本的にイーネットのATMですが、ゆうちょ銀行は、平日8時45分~18時00分・土曜9時00分~14時00分は無料で入出金できます。

また、ファミリーマートでは徐々にゆうちょ銀行の専用ATMを併設する店舗が増えてきています。専用ATMを利用すると、ATM手数料が全時間帯で入出金無料となります。

さらに、ゆうちょ銀行の場合は、郵便局のATMでも手数料は無料です。ファミリーマートのATM台数12,706台と、ゆうちょ銀行のATM台数約28,800台を合わせると、対象時間帯で無料で利用できるATMの台数は4万台を超えます。

自宅から通勤先・通学先までの、自分の生活圏内に、郵便局・ファミリーマートが多いなら、非常に便利に活用できます!

スルガ銀行ANA支店なら、セブンイレブン・ファミリーマート・ミニストップの組合せが便利!

セブン銀行ATMのスルガ銀行手数料(画像出典:セブン銀行『営業時間とATM手数料 : スルガ銀行』)

スルガ銀行は、セブンイレブン(セブン銀行)とファミリーマート(イーネット)、さらにミニストップ(イオン銀行)で、平日7時~18時・土曜9時~14時は無料で出金できます。入金は全ての時間帯で無料です。

スルガ銀行は静岡県沼津市に本店を置く地方銀行ですが、「ANA支店」というインターネット支店があり、日本全国から口座開設することができます。

日本全国各地の人がスルガ銀行のATMを使うのは難しいと思いますが、セブン銀行のATMは約25,000台、コンビニATMのネットワーク単体としては最大です。ミニストップの店舗数約2,200店舗を加えると、対象時間帯で無料で利用できるATMの台数は約2万7千台となります。

ANA支店は、その名の通り、ANAのマイレージプログラムと連携していて、給与振り込みなどでANAマイルが貯まるのも魅力です!

スルガ銀行『スルガSTARプログラム

ATM手数料を考えるとローソンは不利

ローソンに設置されているATMでは、銀行口座を開設しているだけで、無条件にATM手数料が無料となる銀行はありません。

現時点で、主要コンビニ各社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)すべてのATMを、無条件で手数料無料で使える銀行が無いのも、ローソンが有料となってしまうためです…。

ローソンのATM数は、ファミリーマートとほぼ同じ水準にありますが、無料提携しているパートナーがいないため、ATM数としても一番台数が少ない状況です。

ATM手数料という意味では、ローソンは一番使い勝手の悪いコンビニと言わざるを得ない状況です。

【解決策その2】東京スター銀行を利用する

コンビニATMを幅広く無料で利用したい場合には、東京スター銀行に口座開設することも検討してみると良いと思います。

東京スター銀行は、メガバンクやゆうちょ銀行、コンビニ内のATM利用手数料を月8回まで翌月キャッシュバックすることで実質無料としているんです。

東京スター銀行はATM利用手数料が月8回まで実質無料

東京スター銀行にスターワン口座を開設すると、一定の条件を満たしたATMの利用手数料が、月8回まで実質無料となります。用語的に分かり難い部分があるかも知れませんので、ちょと解説しますね。

ATM手数料をキャッシュバックってどういうこと?

  1. スターワン口座とは、資料請求によって開設手続きできる口座のこと。ここは気にしなくても大丈夫です。
  2. スターワン口座を利用している場合、ATM手数料は一旦は口座から引かれます。
  3. ATM手数料は、当月分をまとめて翌月の第一銀行営業日に振込まれます。これをキャッシュバックと称しているんですね。

一旦は手数料を引き落としするけれど、後で現金を戻してくれるので『キャッシュバック』と称しているんですね。

キャッシュバックの注意点はあるの?

  1. ATM手数料が無料となる回数は月8回までです。
  2. キャッシュバック上限金額は当月の預金平均残高の10%となります。
  3. 逆算すると、880円÷0.1=8,800円の預金平均残高が必要となります。

ATM手数料を1回110円とすると、8回分の料金合計は880円ですよね。これをフルで無料化(キャッシュバック)するためには、8,800円の預金平均残高が必要ということです。

東京スター銀行は他行宛振込手数料も月3回まで実質無料

東京スター銀行のスターワン口座には、他にも、インターネットバンキングでの他行宛て振込手数料が合計月3回まで実質無料になるメリットもあります。

実質無料、すなわちこちらもキャッシュバックの仕組みで翌月還元ということですが、振込手数料が無料になるメリットは大きいと思います!

振込手数料を実質無料とするためには、スターワン口座開設後に、次の2つの手続が必要となります。

  1. 東京スターダイレクト(インターネットバンキング)に登録
  2. 「スターワン口座取引明細書」の郵送設定を「郵送しない」に設定

どちらもごく簡単な手続きなので、とくに障害になることは無いように思います。

【注意点】東京スター銀行は『E-net端末』には未対応

東京スター銀行にスターワン口座を開設すると、一定の条件を満たしたATMの利用手数料が、月8回まで実質無料となります。

一定の条件って何?ということなのですが、東京スター銀行は『E-net(イーネット)端末』には対応していません。

例えばファミリーマートでは、店内ATMがイーネット端末だけの状態から、ゆうちょ銀行の専用ATMを併設する店舗が増えてきているのですが、イーネット端末だけの場合には、東京スター銀行にスターワン口座は利用できないということになります。

イーネット端末しかないコンビニをメインで利用している人は注意しましょう!

東京スター銀行は総合的なメリットが大きい

東京スター銀行のスターワン口座は、ATM手数料が月8回まで実質無料となり、インターネットバンキングでの他行宛て振込手数料が合計月3回まで実質無料になります。

さらに、さらに、給与振込口座に指定することで金利の特典が付くなどのメリットもあります。

普段使いする銀行口座として、総合的にかなり魅力的だと思います!

東京スター銀行のスターワン口座開設はこちら

 

コンビニATMの手数料が無料の銀行ってドコ?まとめ

セブン銀行ATM

コンビニATMの手数料が無料の銀行はどこか、探ってみましたが…。いかがでしたか?

今回紹介したこと
  • コンビニATMの手数料については、多くの銀行で有料化が進んでいます。
  • コンビニATM手数料無料で知られていた、新生銀行とソニー銀行も相次いで手数料徴取の方向に舵を切っています。
  • 全てのコンビニのATM手数料を無料とできる金融機関は存在しないので、自分が良く利用するコンビニとの組み合わせを考えることが重要です。
  • 金融機関を軸に考えるなら、ゆうちょ銀行か、スルガ銀行ANA支店に口座を開設しておくことがおすすめ!
  • 東京スター銀行のスターワン口座を開設することも、総合的にはかなりメリットが大きいのでおすすめです!

お金を節約するためには、銀行口座から必要な分だけ、少しづつ引き出したいですよねー

平日の日中と、土曜日の一部の時間帯でコンビニATM手数料が無料になるのは、次の3つの組み合わせということを覚えておくと良いです!

  1. ゆうちょ銀行と、ファミリーマート
  2. スルガ銀行(ANA支店)と、セブンイレブン・ファミリーマート・ミニストップ
  3. 東京スター銀行のスターワン口座と、セブンイレブン・ローソン、ゆうちょ銀行ATMがあるファミリーマート

生活防衛のためには、コンビニのATM手数料もしっかり把握しておきましょう♪