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うどん県で讃岐うどんを食べ比べ!【後編】本場の讃岐うどんのなかで丸亀製麺の位置づけは?

丸亀製麺 高松レインボー通り店
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編集部員ふみ子
編集部員ふみ子
『お金節約.com』編集部員「ふみ子」です。

うどん県で讃岐うどんを食べ比べるなかで、丸亀製麺の現地店舗にも行ってみました。

今や日本を代表する讃岐うどんチェーンに成長した丸亀製麺ですけれど…。

本場でのポジションはどんな感じなのか?すごく気になっていたんです。

周囲は超強豪店ばかりのなかで、丸亀製麺はどのぐらいイケているのか!?

本場うどん県で、丸亀製麺の位置づけがどのような感じなのかレポートします♪

うどん県で讃岐うどんを食べ比べ!【前編】では

うどん県で讃岐うどんを食べ比べ!【前編】では、食べログの「うどん百名店2019」から選んだ3店舗に行ってみて、讃岐うどんの美味しさを堪能…。

それでは、讃岐うどんの全国チェーンとして知られている丸亀製麺は、本場の店舗と比べると、美味しさ的にどのぐらいのレベルにあるの?

そこを探るのが今回の【後編】です!

うどん県で讃岐うどんを食べ比べ
うどん県で讃岐うどんを食べ比べ!【前編】食べログの「うどん百名店2019」から選んだ3店舗香川県はうどんの生産量・消費量ともに圧倒的に日本一!食べログの「うどん百名店2019」を主に参考にしながら、掲載されている有名店3店を巡ってきました。どの店舗にもそれぞれ特徴があるので、讃岐うどんの食べ較べは楽しいですよ~♪...

丸亀製麺と香川県丸亀市に直接の関係はありません

丸亀製麺店内の讃岐富士の写真丸亀製麺店内で見ることが多い讃岐富士!

まず予備知識的なところですが、丸亀製麺は香川県丸亀市発祥の店舗ではありません。丸亀製麺を運営するトリドールは、元々は神戸で焼鳥居酒屋を運営していた企業です。

トリドールの創業者、粟田貴也氏が丸亀市の讃岐うどん店で、セルフ方式のうどん店が繁盛しているのを見て…。これはイケるかも!そう思いついたのが丸亀製麺誕生のきっかけとなっています。

粟田貴也氏は、お父さんが香川県坂出市の出身で、小さい頃から讃岐うどんを良く食べていたということですから、香川県とのつながりがゼロというわけでは無さそうですね。

香川県で広く見られる、セルフ方式の讃岐うどん店の運営方法をパッケージ化して全国展開。屋号としては、アイディアを与えてくれた丸亀市に敬意を表して「丸亀製麺」と名付けたということです。

今では日本最大の讃岐うどんチェーン店に成長した丸亀製麺。多くの日本人にとっては、讃岐うどんと言えば丸亀製麺という状況ですよね…。

その丸亀製麺の実力具合を探ってみたいというのが今回の目的なのですが、果たして?

丸亀製麺「高松レインボー通り店」を訪問

丸亀製麺「高松レインボー通り店」丸亀製麺「高松レインボー通り店」

丸亀製麺は丸亀市には店舗がありません…。汗

香川県内には、高松市内に2店舗あるだけなんです。今回はそのうちの路面店舗、丸亀製麺「高松レインボー通り店」に行ってみました!

丸亀製麺「高松レインボー通り店」の基本情報

店舗名 丸亀製麺「高松レインボー通り店」
住所 〒761-8075 香川県高松市多肥下町1568-6
営業時間 11:00~22:00(ラストオーダー 21:30)
備考 駐車場有り
店舗ホームページ 丸亀製麺「高松レインボー通り店」

丸亀製麺「高松レインボー通り店」は、駐車場をGUと共用していて駐車場も広く、車でも利用し易い店舗です。郊外の路面店ですから、車で行くケースが多いだろうと思います。

讃岐うどんの専門店が競合と考えるなら、営業時間が夜10時までと長いのはかなり大きなアドバンテージとなるはずですが…。

実際には、ファミレスなど他の飲食業態の方が直接競合となるのかも知れません。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」全国の丸亀製麺と同じような営業時間帯ですね!

丸亀製麺の小麦粉は国産小麦だけど「香川県産」ではない

丸亀製麺「高松レインボー通り店」丸亀製麺の小麦は現状は北海道産100%を採用

丸亀製麺は100%国産小麦を採用していることをアピールしていますが、現状では北海道産100%で、「さぬきの夢」などの香川県産ではありません。

香川県内の讃岐うどん専門店では、「さぬきの夢」を採用しているお店が多く見られましたので、原料がまず違っている感じですね。

お客さんの入り具合は全国の丸亀製麺とほぼ同じレベル

丸亀製麺「高松レインボー通り店」お客さんの入り具合はごく普通でした。(この写真では不在席が写っていますが…)

丸亀製麺「高松レインボー通り店」のお客さんの入り具合は、日本全国の丸亀製麺各店舗と、ほぼ同じ水準と考えて良いです。要するにごく普通の客の入りです。

普通にお客さんがそれなりの数はいるけれど、大混雑してるというわけではありません。

直前に「手打十段 うどんバカ一代」に寄ったのですけれども、あちらは閉店時間の午後6時が近かったせいもあり、店内は完全に満席状態でした。駐車場に入れるのにもちょっと苦労するほどで…。

「手打十段 うどんバカ一代」に限らず、讃岐うどんの有名店舗では、入店待ちとかはごく普通に発生しています。

率直に言うと、丸亀製麺は観光客の興味の対象にはなっていないということですね。

丸亀製麺は自宅の近くにもあるという人が多いでしょうから、当然と言えば当然ですが、集客力では有名店に完全に負けていると言って良いと思います。

さて…。肝心の味のほうは、どうなのでしょう?

丸亀製麺の「釜揚げうどん」を讃岐うどんの本場で実食

丸亀製麺「高松レインボー通り店」厨房は全国共通の流れですね!

丸亀製麺「高松レインボー通り店」は、注文の流れをはじめ、全てが他の丸亀製麺店舗とまったく同じです。特別なところは一切ナシ!

最初にうどんを注文して、天ぷら類をセルフ盛りしていく方式ですが、このスタイルは丸亀製麺オリジナルのものではなく、讃岐うどんの専門店で行われていた方式を模倣したものなんですよね。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」あさりバラ天、これは近所の丸亀製麺では見かけないですね…。

店舗オリジナルと思われる「あさりバラ天」を発見!一緒に注文することにしました。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」生姜とかネギのセルフ盛りは全国店舗と共通です。

生姜とかネギがセルフ盛りとなるのも、元々は讃岐うどんの専門店で行われていた方式ですね。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」釜揚げうどん(並)290円、あさりバラ天100円、2点で頂きました!

一通り膳に盛っていよいよ実食!

丸亀製麺「高松レインボー通り店」あさりバラ天は丸亀製麺「高松レインボー通り店」オリジナルメニューでしょうか…。

あさりバラ天はサクサク食感が美味しく、関東地方の店舗でもぜひ導入してくれないかと思いました。あさりがこれだけ入って100円はかなりお安いと思いますし!

丸亀製麺「高松レインボー通り店」生姜とネギは別皿で供給することに。

讃岐うどんの薬味といえば、生姜とネギ。有名店でもどこでも変わらない感じですね。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」丸亀製麺の麺も美味しそう!

丸亀製麺は100%北海道産の小麦粉を使用しているのですが、これはこれで非常に美味しいと思います。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」丸亀製麺のクオリティは十分過ぎるぐらいに高いと思います!

麺のコシは、トップ圏の有名店には僅かに負けているかなというぐらいで、その他は申し分ないと感じました。

丸亀製麺「高松レインボー通り店」いつも通り、とっても美味しく頂きました!

丸亀製麺の「釜揚げうどん」を有名店と比較

【前編】で行ってみた、食べログの「うどん百名店2019」から選んだ3店舗と比較して、丸亀製麺がどのぐらいの位置づけだったのかについて、コメントしておこうと思います。

一生懸命調理してくれたお料理ですから、順位をつけるのもおこがましい気がするのですが、とはいえその辺はっきりさせないと読者さんの参考にもならないでしょうから…。

丸亀製麺の総合的な実力がかなり高いのは間違いない!

  1. 手打ちうどん たむら
  2. 山越うどん
  3. 丸亀製麺「高松レインボー通り店」
  4. 手打十段 うどんバカ一代

うどんの麺だけで比較すると、このように感じました。

「うどん百名店2019」のトップ圏のお店(手打ちうどん たむら・山越うどん)は、明らかに丸亀製麺よりも美味しかったです。これは誰でもすぐ分かると思います。そのぐらいはっきりとした違いが感じられました。

それでも、丸亀製麺の総合的な実力がかなり高いのも間違いなく、今回実食したケースでは、「手打十段 うどんバカ一代」よりは丸亀製麺の方が美味しいように感じました。

「手打十段 うどんバカ一代」も、ランキング的には「うどん百名店2019」のトップ圏のお店なのですけれど、麺のコシが弱めなのはどうしても気になったんですよね…。

要するに、丸亀製麺は、「うどん百名店2019」の最高レベルのお店と比較すると明らかに差は付くかもしれないけれど、かなり近いレベルにあると感じるということです。

全国でチェーン展開するために色々な制約があるなかで、丸亀製麺がこれだけのクオリティを保っているのはやっぱりすごいと思います!

【備考】香川県内では「はなまるうどん」が圧倒的に優勢

はなまるうどん 多肥店高松市内を車で走っていると「はなまるうどん」を良く見かけます。

実は、香川県内のうどんチェーン店としては「はなまるうどん」の方が圧倒的に優勢です。

「はなまるうどん」は今でこそ吉野家グループに入っていますが、香川県で創業した店舗ということもあり、高松市内でも8店舗と、丸亀製麺の2店舗を大きく引き離しています。

「はなまるうどん」は、コシが弱めの柔らか麺が特徴ですけれど、これだけ人気があるということは、麺のコシだけが全てじゃないのかも?という気もしてはいるんです…。

そのような気もするのですが、「麺はコシが命でしょ!」という気持ちが個人的にも強くて、だいぶ丸亀製麺おしになっています。ここはご容赦くださいませ。

うどん県で讃岐うどんを食べ比べ!【後編】本場の讃岐うどんのなかで丸亀製麺の位置づけは?まとめ

丸亀製麺「高松レインボー通り店」全店舗で粉から麺をつくっているのは改めて考えるとすごいですよね…。
丸亀製麺の位置づけってこんな感じ!
  • 本場の讃岐うどんの有名店、「うどん百名店2019」のトップ圏のお店とは明らかに違いはあるけれど
  • かなり近いレベルにあるのも間違いなく
  • このクオリティで日本全国にチェーン展開しているのはやっぱりすごいと思う!

讃岐うどんのセルフ方式を日本全国に広めたのは丸亀製麺の貢献が大きいと思いますけれど、じつは香川県発祥のお店ではないということで、地元では微妙な感覚もあるのかも知れません…。

お値段的に、讃岐うどんの専門店よりも1割程度お高くなってしまうことも影響している可能性もありますが、そこは「はなまるうどん」も同じですから…。やっぱりアウェー感があるのかなぁなど、思ったり。

それでも、讃岐うどんの食べ較べはとっても楽しく、1年に1回ぐらい定期的に行ってみようかなと思うんですよね。

讃岐うどんの本場で、丸亀製麺の立ち位置がどのように変わっていくのか、あるいは変わらないのか。しばらく気にかけて行こうと思います♪