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【2019年最新版】自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットを検証!

自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリット
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編集長より子
編集長より子
『お金節約.com』編集長「より子」です。

5月31日は自動車税の支払期限。まだ支払っていない人は、お金をどうしよう?と考えているかも知れないですね。

ところで、自動車税はクレジットカードで支払うことができるのをご存知でしたか?

正確に言うと、まだ自動車税をクレジットカードで支払うことができない場合(地域)もあるのですが…。

自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットをまとめてみました!

【基礎知識編】自動車税はクレジットカードで支払うことができるの?

自動車税は、個人が自分で支払う税金の中でも比較的に高額なものですので、支払い方法について気になっている人も多いと思います。

所得税とか住民税も大きいですけれど、普通に働いている人の場合は給与天引きになっていますから「納税している」という実感が乏しい所もありますよね。

自動車税は自分が直接支払うものですから、支払い方法によるメリット・デメリットはしっかり把握しておきたい所です。

まずは自動車税の基礎知識を解説しますね!

自動車税は地方税なので各都道府県ごとに対応が異なる

クレジットカード支払い不可の都道府県 秋田県、石川県、山梨県、京都府、徳島県、高知県

※2019年5月時点で、この6つの都道府県ではクレジットカード支払いができません。

これは自動車税は地方税なので、支払い方法を含めた取り扱いは、各都道府県に委ねられているためです。

そもそもクレジットカードで支払うことができない都道府県がある、ということは最初に把握しておいてください。

滋賀県は、2018年段階ではクレジットカード支払いが不可能でしたが、2019年からは可能となりました。

都道府県ごとに異なる支払手数料がかかる

下記以外の都道府県 300円(税別)
東京都・愛知県 10,000円ごとに73円(税別)
群馬県 5,000円までは38円(税込)、以降は 5,000円ごとに手数料加算
熊本県 5,000円までは29円(税込)、以降は 5,000円ごとに手数料加算
沖縄県 308円(税込)

自動車税をクレジットカードで支払う場合には、都道府県ごとに異なる支払手数料がかかります。2019年は5パターンに分かれています。

  1. 多くの都道府県では、一律300円(税別)
  2. 東京都・愛知県は、10,000円ごとに73円(税別)の手数料
  3. 群馬県は、5,000円ごとに手数料が加算される方式
  4. 熊本県も、5,000円ごとに手数料が加算される方式
  5. 沖縄県は、一律308円(税込)

手数料が支払う自動車税の何%に相当するかは重要です。クレジットカード支払いの損得を考える際の判断基準になるので、把握しておきましょう。

排ガス規制や燃費基準を達成している自動車は、自動車税額も減免されます。送付される納付書に、自動車税額は明記されていますので必ず確認しておきましょう。

自動車税納税証明書(継続検査用)は電子化されていますが注意点もアリ

自動車税納税証明書(継続検査用)

自動車税をクレジットカードで支払う時に、納税証明書がもらえるのかどうか?ということが気になる人もいると思います。

車検を受ける際に、ディーラーとか整備工場で、自動車税の納税証明書が添付されているかどうか、チェックを受けた経験がある人も少なくないと思いますので…。

自動車税をクレジットカードで支払った場合、納税証明書の交付については各都道府県で対応が分かれますが、少なくとも支払直後には納税証明書が手元に残らないことは確かです。

実は、車検時の自動車税納付確認の電子化により、納税証明書の提示は省略できるようになっているため、納税証明書が書面として無くても車検を受けることができます。

ただし、自動車税の納付が電子的に確認できるようになるまで概ね2週間程度の日数が必要なるんです。

車検の期限が迫っている場合は、現金で支払った方が無難ですので、ここは必ず押さえておいてください。

自動車税をクレジットカードで支払う際のメリットとデメリット

自動車税のカード支払いを止めた方が無難なケース
  1. 納付する自動車税額が3万円以下の人
  2. 現時点で自動車税が未払いで車検の期限が迫っている人

次に、自動車税をクレジットカードで支払う際のメリットとデメリットについて解説します。

金銭的な損得が全てでは無いと思いますが、結論を先に言うと、上記の2点に該当する人は自動車税をクレジットカードで支払うことは避けた方が無難です。

逆に言うと、この2点に該当しない人は、自動車税をクレジットカードで支払うメリットは十分にあります。順に解説していきますね。

メリットは3点

自動車税をクレジットカードで支払うメリットは、大きく3つあります。

①クレジットカードのポイントやマイルが貯まる

自動車税を現金で支払うと何も特典はありませんが、クレジットカードで支払うと、多くのクレジットカードでは支払金額に応じてポイントやマイルが貯まります。

ただしクレジットカードのポイント料率は、高くても1.0%程度ですから、納付する自動車税額が3万円以下になると、多くの都道府県では手数料の方が高くなることには注意してください。

②支払を先に延ばすことができる

クレジットカードは個人が利用できる商品・サービス代金の後払いの仕組みですから、納税者の視点では支払いを先に延ばすことができるメリットがあります。

いまこの瞬間は金銭的にピンチでも何とかなるということで、家計の状態によっては大きなメリットになるでしょう。

③クレジットカードで会計管理している場合は事後処理がラク

普段から支払いをクレジットカードでまとめていて、データで家計簿記帳・家計管理をしている人にも事後処理がラクになるというメリットがあります。

経費処理をクレジットカード経由で行っている法人・個人事業主にとってもメリットが大きい部分でしょう。

デメリットは2点

自動車税をクレジットカードで支払うメリットは、大きく2つあります。

①納税証明書がすぐにはもらえない

自動車税をクレジットカードで支払った場合、少なくとも支払処理の直後には、納税証明書が手元に残りません。

車検時の自動車税納付確認は電子化されているので、書面として納税証明書が無くても通常であれば大丈夫なのですが…。

自動車税の納付が電子的に確認可能となるまで、2週間程度の日数が必要になります。

自動車税の納付書は、かなり時間的に余裕を見て送付されてきますので、前もって対応しておけばクレジットカード支払いでも問題はありません。

ただし、自動車税がまだ未払いという状態で、車検の期限が迫っている場合には、現金支払いの方が無難です。

②支払手数料がかかる

自動車税をクレジットカードで支払う場合、多くの都道府県では300円(税抜)程度の手数料がかかります。

クレジットカードのポイント還元率が高くても1.0%程度であることを考慮すると、自動車税の税額が3万円以下の場合には、獲得できるポイントよりも手数料の方が高いということになります。

自動車税の税額に対して、クレジットカード支払いの手数料の料率がいくらになるのかは、前もって計算しておきましょう。

手数料率が1.0%を超える場合には、金銭的な損得という観点からは、現金支払いの方がオトクということになります。

【2019年最新版】自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットを検証!まとめ

自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

今回紹介したこと
  • 自動車税は地方税なので、支払い方法や手数料は各都道府県によって異なります。
  • 多くの都道府県では、自動車税はクレジットカードで支払うことが可能となっています。
  • 自動車税をクレジットカードで支払う場合、支払手数料がかかります。自動車税額に対しての支払手数料の料率は必ず把握しておきましょう。
  • 自動車税をクレジットカードで支払うと、少なくとも支払直後には納税証明書が手元に残りません。
  • 車検時の自動車税納付確認は電子化されていますが、電子確認が取れるまでに2週間程度は必要となるので、車検の期限が迫っている人は現金支払いの方が無難です。

自動車税をクレジットカードで支払う場合には、そもそも対応していない都道府県があることを認識したうえで、次の2点を確認しておけばOKです。

  • 納付する自動車税の税額に対して手数料率が1.0%以下かどうか?
  • 車検が直近に迫っていないかどうか?

もう少し行政手続きの迅速化が進んでくると、自動車税納付の電子確認も2週間からさらに早まってくるかもしれないのですが…。

今年の自動車税をまだ支払っていない人は、ぜひこのチェックポイントを参考にしてみて下さい!