2019年10月1日から消費税が10%に上がります!
消費増税と同時に軽減税率制度が導入されますが、問題は店内飲食とテイクアウトで適用税率が異なること。
飲食各社も急ピッチで対応を進めていますが…。
今回は主要ハンバーガーチェーンの軽減税率対応について、まとめてみました!
【一覧表】主要ハンバーガーチェーン各社の軽減税率対応
店舗名 | 軽減税率対応 | 実質措置 |
マクドナルド | 同一価格 | 実質値下げ |
モスバーガー | 別価格 | 税抜価格を統一 |
ケンタッキーフライドチキン | 同一価格 | 実質値下げ |
ロッテリア | 別価格 | 税抜価格を統一 |
フレッシュネスバーガー | 同一価格 | 実質値下げ |
ファーストキッチン | 未発表 | 未発表 |
バーガーキング | 同一価格 | 実質値下げ |
(2019年9月24日時点情報を『お金節約.com』編集部調査)
日本のハンバーガーチェーンで、100店舗以上展開しているのは合計7社です。この7社の軽減税率制度への対応状況の一覧表をまとめてみました。
実際には、1000店舗以上展開している、マクドナルド・モスバーガー・ケンタッキーフライドチキン、この3社が巨大チェーンとして君臨している状況。
4位のロッテリアが300店舗台ですから、3大チェーンが如何に大きいかが分かりますね。
ファストフード店の『軽減税率制度』を超簡単にまとめると
- 店内飲食をすると外食扱い(ゼイタク)となり、消費税率10%
- テイクアウトすると食品扱いとなり、軽減税率適用で消費税率8%
軽減税率制度について、ファストフード店の対応を考えるだけなら、上の2点だけおさえておけばOKです。
店舗側がとくに何も対応しないままに10月1日を迎えると、店内飲食の総支払額は消費増税分だけ高くなるということ!
利用者にとって望ましいのは『同一価格』
利用者目線で考えると、軽減税率の対応として望ましいのは、店内飲食とテイクアウトを『同一価格』にしてしまうことです。
店内飲食とテイクアウトを『同一価格』にするということは、実質的に店内飲食分を値下げすることを意味します。
『同一価格・実質値下』対応をとるのは、次の4店舗です。
- マクドナルド
- ケンタッキーフライドチキン
- フレッシュネスバーガー
- バーガーキング
利用者にとっては微妙に感じる『税抜価格を統一』方式
一方、『税抜価格を統一』する方式で対応する店舗もあります。
cということは、店内飲食分(支払総額)が値上げとなることを意味します。
軽減税率制度、本来の趣旨に沿ったものとは思いますし、消費増税分が値上げとなるだけで店舗側には何ら落ち度は無いことは分かるのですけれども、利用者目線では正直微妙な気持ちになります…。
『税抜価格を統一・支払総額は値上』対応をとるのは、次の2店舗です。
- モスバーガー
- ロッテリア
【付録】各社の広報資料リンク先まとめ
主要ハンバーガーチェーン各社の軽減税率制度対応について、広報発表資料へのリンク先をまとめておきますね。
※ファーストキッチンについては、正式な発表資料を見つけることができませんでした。
マクドナルドは消費増税への対応も万全!?
主要ハンバーガーチェーン各店の軽減税率制度への対応を考えつつ、業界首位のマクドナルドに行って見ました。
今回は、マクドナルド「408成田美郷台店」を訪問。McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)の対象店舗で、マクドナルドの新しいコンセプトが反映された店舗です。
実際に訪問して見て感じたのは、やはりマクドナルドは強いな…。ということでした。
マクドナルド「408成田美郷台店」の基本情報
店舗名 | マクドナルド「408成田美郷台店」 |
---|---|
住所 | 〒286-0013 千葉県成田市美郷台1-19-13 |
営業時間 | 6:00〜1:00 |
備考 | McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)店舗 |
店舗ホームページ | マクドナルド「408成田美郷台店」 |
マクドナルド「408成田美郷台店」は、その名の通り、国道408号線の土屋交差点に面しています。成田市内の交通渋滞ポイントでもあり、とくに初めて行く場合は、駐車場に入るのが難しい時間帯もあるかと思います。一度で駐車場に入るのが難しい場合は、先で転回するなど落ち着いて対処すると良いと思います!
マクドナルドは対応ポイントも決済方法も非常に豊富で助かります。
McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)店舗とは
McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)は、マクドナルドが掲げる新コンセプト。専任のBarista(バリスタ)が常駐していて、居心地の良いカフェ体験ができるということなのですが…。
現時点で、千葉県内には3店舗、東京都内でも7店舗ですから、展開している店舗数はまだまだ少ないですね。
それでも、マクドナルド「408成田美郷台店」はかなり快適な店内スペースを実現できていてます。このスペースをファストフード価格で利用できるのは非常に嬉しい!
マクドナルド「黄金の月見バーガー」を実食
今回は、マクドナルド秋の定番メニュー「月見バーガー」シリーズのなかから、「黄金の月見バーガー」を頂きました!
味的に、毎年着実に進歩しているのはお見事です!
ハンバーガーチェーンの軽減税率対応まとめ
主要ハンバーガーチェーンの軽減税率制度への対応状況についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
- 2019年10月1日から消費税が10%に上がります!
- 消費増税と同時に軽減税率制度が導入されますが、問題は店内飲食とテイクアウトで適用税率が異なること。
- 店内飲食では外食扱いとなり消費税率10%、テイクアウトでは食品扱いとなり軽減税率制度が適用され消費税率8%です。
- 主要ハンバーガーチェーンでは、店内飲食とテイクアウトを『同一価格』にする店舗と、店内飲食とテイクアウトを『同一価格』にする店舗に分かれます。
- 『同一価格』は、実質的に店内飲食分を値下げすることを意味しますので、利用者目線で考えると、こちらの方が嬉しい感じです。
日本国内のハンバーガーチェーンは、マクドナルド・モスバーガー・ケンタッキーフライドチキン、この3社が1000店舗以上展開している巨大チェーン。
とは言っても、3000店舗に迫るマクドナルドが店舗数ではほぼ「一強」という状況です。
マクドナルドの一強状態はかなり長く続いてきましたので、ハンバーガーチェーンは各店舗での利用客の棲み分け・差別化がそれなりに出来上がっている状態です。
軽減税率制度への対応だけなら、マクドナルドとケンタッキーが優位のようにも思われますが、モスバーガーもそれほど固定客は流出しないと踏んでいるのではないでしょうか…。
この辺りが、顧客セグメントがより接近している牛丼チェーンとは違う部分ですね。
それでも、McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)店舗を見ると、マクドナルドの高付加価値化戦略も着々と進行しているようです。
マクドナルドは日本最大級のチェーン店でもありますし、私たちに与える影響も少なくないはず。消費増税後の動きも、見守って行きたいと思います。