11月22日からブラックフライデーが開始!
小売店からそういうお知らせを聞く機会が増えてきたように思います。
ところでブラックフライデーって何なのでしょう?
アメリカ発祥の商習慣とは聞きますが、日本とは日程が違うのはどうして?
ブラックフライデーとは何なのか、まとめてみました!
ブラックフライデーはアメリカ発祥の商習慣
ここ数年、日本でもブラックフライデーという言葉を聞くことが増えてきましたよね。
もともとはアメリカ発祥の商習慣ですが、日本とは1週間程スケジュールがずれていたりもします。まずは、アメリカと日本のブラックフライデーの違いから見てみましょう!
アメリカのブラックフライデーは第4木曜日の翌日から
起源 | 1961年頃にフィラデルフィアで発祥 |
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普及 | 1970年代に全米に普及 |
日程 | 感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日 |
位置付け | 年末商戦の幕開けを告げるイベント |
アメリカでは、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日がブラックフライデーとされます。
年末商戦の幕開けを告げるイベントという位置付けになっていて、アメリカの小売業界では1年で最も売り上げが見込める日となっています。
今年で言うと、11月29日(金)がブラックフライデーということですね!
日本版ブラックフライデーは勤労感謝の日(11月23日)に合わせて実施
起源 | アメリカの商習慣を輸入 |
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普及 | 2016年頃から |
日程 | 勤労感謝の日(11月23日)に合わせて |
位置付け | 11月売り上げの底上げ |
日本版のブラックフライデーは、アメリカから取り入れる時に、勤労感謝の日(11月23日)に合わせて導入する小売業が多かったという経緯があります。
一般的に小売業の売り上げが落ち込む11月の底上げに活用したい一方で、12月の年末商戦からはできるだけ間隔を開けたいという思惑もあったのではないでしょうか。
結果的に外出需要も見込める、祝日の「勤労感謝の日(11月23日)」に合わせて実施されるケースが多くなっています。
今年で言うと、11月22日(金)がブラックフライデーということですね!
日本版ブラックフライデーの慣習はまだ固まっていない所があり、アメリカ同様に11月29日をブラックフライデーとしている小売業もあります。
日本版ブラックフライデーの動きが広まりつつあります
日本版ブラックフライデーも実施する小売店が徐々に拡大してきています。
今年はアマゾンジャパンが初めて「Amazonブラックフライデー」を開催することが話題になっていますね!
日本版ブラックフライデーの広がりを見てみましょう。
日本でブラックフライデーのセールを導入する主な小売業
イオンリテール | 半額商品を2018年比で1.5倍に拡大 |
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アマゾンジャパン | 日本でブラックフライデー初実施、電子書籍なども取引 |
楽天 | ポイント還元最大44%に |
エービーシー・マーケット | 今年で3回目、原則全店で12月2日までセール販売 |
ノジマ | テレビ・洗濯機などの大型家電を20~40%割引 |
カインズ | 実施店舗を2018年より22店舗拡大 |
しまむら | 期間と対象店舗を2018年比で2倍に拡大 |
この一覧表は、2019年11月20日付「日本経済新聞」の記事を参考に作成したものですが、ブラックフライデーセールを既に実施している企業でも、規模を拡大する動きが大きいことが分かります。
今年については10月1日に消費税が増税されることが分かっていましたので、消費増税後の売り上げの落ち込みを警戒した企業が、ブラックフライデーを初めて導入する動きも多かったものと思います。
身近なスーパーなどにも広がる日本版ブラックフライデー
日本版ブラックフライデーの動きは、身近なスーパーなどにも広がりつつあります。
成田市三里塚周辺のスーパーでも、ベイシア成田芝山店にはブラックフライデーセールの告知が行われていました。
先ほどの表にもあったカインズはベイシアグループのホームセンターですから、グループ全体として日本版ブラックフライデー導入に積極的に動いているようですね。
今後も定着して行くのか、注目です!
ブラックフライデーとは何?アメリカ発祥の「11月セール」を日本独自にアレンジして拡大中!まとめ
日本でも広まりつつあるブラックフライデーについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
- ブラックフライデーはアメリカ発祥の商習慣。アメリカでは感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日で、今年は11月29日です。
- 年末商戦の幕開けを告げるイベントで、アメリカの小売業界では1年で最も売り上げが見込める日となっています。
- 日本版ブラックフライデーは、勤労感謝の日(11月23日)に合わせて設定されることが多く、今年は11月22日が中心です。
- 日本では10月1日の消費増税もあり、売上が落ち込むことへの危機感から導入する小売業が増えた側面もありそうです。
- 日本版ブラックフライデーは、身近なスーパーなどにも広まりつつあります。
徐々に広まりつつある、日本版ブラックフライデー。消費者としては、セールのタイミングが増えるのは有難い気がします!
アマゾンに本家のパワーを見せてもらいたい気もしますし、対抗する楽天市場にも期待大!週末にはベイシア成田芝山店にも行かなくては…。
日本版ブラックフライデーが実施されるこの週末、皆さんもショッピングを楽しんでみてくださいね♪