9月20日は空の日!って、知っていましたか?
空の日に合わせて、成田空港の関連施設では『空の日フェスティバル2018』が開催されています。
『空の日フェスティバル2018』の一環で、9月22日~23日の2日間は航空科学博物館が入館無料に!
『お金節約.com』編集部としてはレジャー費の節約としてもぜひ取材しなくては!
…ということで、成田空港近隣にある、航空科学博物館に実際に行ってきました。
航空科学博物館【入場無料体験レポ】です!
『空の日』は毎年9月20日
空の日 | 毎年9月20日 |
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➀制定起源 | 昭和15年(1940年)9月28日制定の第一回「航空日」 |
②日程変更 | 昭和16年(1941年)第二回「航空日」より9月20日開催 |
③一時休止 | 第二次世界大戦敗戦によるGHQからの航空活動停止命令 |
④戦後復活 | 昭和28年(1953年)「航空日」復活 |
➄名称変更 | 平成4年(1992年)9月20日より「空の日」に名前を変える |
毎年9月20日は『空の日』、日本が国として定めた記念日なんです!
例年、全国各地の空港とか関連施設では、航空に関する様々な関連イベントが行われていますが、空港が無い地域ではあまり知られていない記念日かもしれませんね…。
『空の日』が制定されるまでには、いろいろ紆余曲折がありました。
『空の日』の起源は日本初の動力飛行を記念した「航空日」
『空の日』の起源は、昭和15年(1940年)9月28日に制定された「航空日」です。
1910年(明治43年)12月19日に、徳川好敏、日野熊蔵、両陸軍大尉が代々木練兵場において日本最初の動力飛行に成功しました。これが「日本初飛行の日」とされています。
その30周年、ならびに紀元2600年を記念して「航空日」が制定されたんですね!
民間航空再開40周年を記念して『空の日』に名前を変更
その後、第二次世界大戦の敗戦により、日本は連合軍(GHQ)から航空活動を全面的に禁止されました…。
この影響で「航空日」も一時休止となったのです。
しばらく休止していた「航空日」ですが、民間航空再開に伴い、昭和28年(1953年)に復活!
平成4年(1992年)9月20日、民間航空再開40周年を記念して、もっと親しみやすくするために『空の日』に名前を変更しました。
2018年は『空の日』に名前が変わってから16回目の記念日です!
『空の日』に合わせて、成田空港の関連施設で開催される『空の日フェスティバル2018』の一環で、9月22日~23日の2日間、航空科学博物館の入館料が無料になります!
合わせて9月20日~30日は『空の旬間』と名付けられ、全国各地の航空関連施設でさまざまな催しが開催されています。
『航空科学博物館』は日本最初の航空専門の国立博物館
博物館名 | 航空科学博物館 |
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所在地 | 〒289-1608 千葉県山武郡芝山町岩山111-3 |
開館時間 | 10:00~17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始(12月29日~12月31日)※夏休みは7月21日~8月31日まで無休 |
入館料 | 大人500円、中高生300円、子供(4歳以上)200円 |
団体割引 | 20名以上で、20%割引 |
公式サイト | 航空科学博物館公式サイト |
航空科学博物館は、日本最初の航空専門の国立博物館です!
設立の目的は、航空科学博物館の公式サイトで次のように説明されています。
特に青少年に対し航空に関する科学知識についてその啓発を図り、 もって航空思想の普及及び航空科学技術の振興に寄与し、あわせて我が国の航空の発展に資することを目的に、総合的な航空思想普及施設として「航空科学博物館」を建設する(航空科学博物館公式サイト『航空科学博物館の概要』より抜粋)
航空科学博物館は成田国際空港のとなり
航空科学博物館は、成田空港のすぐ隣に位置しています。
館内にも、成田空港のジオラマ模型が展示されていますし、各階の展望台からは成田空港の滑走路の様子が一望できます!
地図で見ると、良く分かりますね♪
航空科学博物館への行き方
➀高速バス | 東京駅八重洲南口発「航空科学博物館」または「多古台バスターミナル」、「匝瑳市役所」行きに乗車、「航空科学博物館バスターミナル」下車 |
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②路線バス | 成田空港から航空科学博物館行きに乗車(片道210円) |
③自家用車 | 南側道路より(無料駐車場300台分) |
公式サイト | 航空科学博物館へのアクセス |
航空科学博物館への行き方は、大きく3つに分かれます。
➀高速バスで行くか、②成田空港から路線バスで行くか、③自家用車で行くか、この3つですね。
高速バスは、「航空科学博物館バスターミナル」で航空科学博物館に直結しているので非常に便利です。東京駅を経由して行くなら高速バスがおすすめ!
成田空港を経由して行く場合は、ちょっと路線バスの乗り場が分かりにくいかも知れません…。正直、タクシーに乗っちゃうのが一番手っ取り早いです。距離も短いですし。
今回、より子は自家用車で行きましたw
成田空港に隣接していると言っても、成田空港から航空科学博物館まで歩いて行くのは不可能と考えた方が良いです。成田空港は広大な施設で、徒歩で回ると周囲約14kmです。出口は限られますので、航空科学博物館までは徒歩で5~6kmは歩く感じになると思いますので…。
航空科学博物館【入場無料、体験訪問!】
空の日に合わせて、成田空港の関連施設では『空の日フェスティバル2018』が開催。
『空の日フェスティバル2018』の一環で、2018年9月22日~23日は、航空科学博物館も通常500円かかる入館料が無料になります!
『お金節約.com』編集部としては、レジャー費の節約にもなりますし、ぜひ取材しなくては!…ということで、航空科学博物館に実際に行ってきましたw
航空科学博物館の入口【リーフレットで館内図を確認!】
9月22日は入館無料なので、券売機も販売休止となっていました。
入口で、航空科学博物館のリーフレットを配布してくれますので、リーフレットに掲載されている館内図を参考に回っていくと良いです。
公式サイトのフロアマップは各ブースの詳しい解説が中心になっていて、全体像がちょっと分かりにくい感じなんです…。きっとこのリーフレットがその補完なんですね!
航空科学博物館の順路としては、リーフレットの館内図で見て、入り口から時計回りに1周していくと考えると分かりやすいです。
入口を入ってすぐ右手には、ロールスロイス・マーリンエンジンの実機が展示されています。第二次世界大戦下のイギリスを救った名機に、より子はやくも超興奮w
ちなみに入口から見て向かって右手が東棟、左手が西棟です。
航空科学博物館1Fの東棟は、DC-8型機のシミュレーターがメインなので、まずは左手の東棟から進んでいきます。(順路表示もそうなっています)
航空科学博物館の入口ではスタンプラリー帳が100円で販売されていますので、購入しておくのもおすすめです。
全てのスタンプを押し終えると記念品がもらえますし、スタンプラリー帳自体も訪問の記念品になります。
より子も、もちろんスタンプラリー帳を購入しました!
航空科学博物館1F西棟は『ボーイング747型機』の展示中心
航空科学博物館の1F西棟に入ると、すぐにボーイング747型機の巨大な模型が見えてきます。模型と言っても小型飛行機ぐらいの大きさです…。
ちょっと離れた場所にあるコクピットから、この模型を操縦することができます。脚部に模型を動かすためのアームが見えていますが、このアームで動くんですね。
ボーイング747型機に採用された、プラット&ホイットニ社製『JT9Dエンジン』も展示されています。近くで見ると本当に大きい!
航空科学博物館の1F西棟は、まさにボーイング747型機尽くし…。
ジャンボジェット機が好きなら悶絶しちゃいそうです!!
より子も、もっと見ていたいですが、そろそろ2階に移動しなくてはなので、名残惜しくも747型機を見送ります…。
2階に上がる階段の途中に、ボーイング747型機の巨大模型を操縦するコクピットがあります。操縦桿を動かすと、矢印の先の巨大模型が動く仕組みです。
操縦できる時間は、9月22日はほぼ1時間おきに5回実施という掲示でした。青い制服の方が博物館のスタッフなのですが、人手も限られるので常時稼働は難しいみたいですね。
受付に並んで整理券をもらうことができた人だけが、貴重な体験をできる感じです。今回は混雑もすごくて、シミュレーター系はすべて体験できなかったのは心残りです…。
航空科学博物館2F西棟は『零戦21型機』の実物大コクピットが目玉!
航空科学博物館の2F西棟に上がると、零戦21型機の実物大コクピットが展示されています!
しかもこれ、実際に搭乗することができるんです!!
零戦21型機の実物大コクピットには、『三菱第6007号』の文字が見えますが、ネット情報で調べる限りはレプリカのようですね…。
いよいよ零戦21型機のコクピットに乗り込みます…。
零戦21型機のコクピットは、風防を完全に閉じることもできます。
零戦21型機のコクピットの計器盤は深緑色?旧海軍カラーということでしょうか…。
零戦21型機のコクピット内部の後ろの方に、平成13年製造というプレートがありました。やはりレプリカだったんですね!
レプリカとは言え、サイズを正確に再現しているなら貴重な体験になると思います!
より子の実感から言うと、ものすごく窮屈に感じるということは無かったです。より子が小柄というのもありますが、当時の日本海軍のパイロットとはそんなに体格は変わらないはず…。
でも、エンジンなどはかなり近いわけで、音とか振動とかは、そうとう疲労する要因になったのでは?と思います。
太平洋戦争については、現在でもさまざまな議論がありますが、各地で戦われた兵士の方々のご苦労には頭が下がる思いでいっぱいです…。
零戦21型機コクピットの横には、戦前のパイロットの装備についての展示もあります。
ここは有名スポットのようで、実際に同じようなコスプレをした方が、零戦21型機コクピットに搭乗している写真を撮影しに来ていました♪
さて、次は同じ2F内で東棟に移動します…。
航空科学博物館2F東棟は『成田国際空港』の展示がメイン
航空科学博物館の2F東棟に入ると、成田空港の巨大なジオラマ模型が中心にどーんと設置されています!
成田空港の巨大ジオラマ模型は縮尺800分の1です!
東京ドームとくらべて見て下さいとありますが、この東京ドームはおせち料理のお重ぐらいの大きさ…。勝負になりませんw
成田空港の巨大ジオラマ模型は非常に精巧にできています!飛行機から成田空港が見えたときの、まさにあの感覚で見えます…。
成田空港の巨大ジオラマ模型の奥には、巨大な地球儀が…。
成田空港は、環境にも配慮して運営されているんですよ、という説明ブースの一角ですね。地球を守ってます!ってアピールですねw
レスキューヘリの展示にも一定のスペースが割かれていて、とくに内部まで再現した模型は、記念撮影スポットとして大人気になっていました!
レスキューヘリも成田空港を拠点にしているから、ということなんでしょうねー。
次は3Fに上がります!
航空科学博物館3Fは展望台スペース
航空科学博物館の3Fは展望台スペースになっています。屋上部分に展望台が設置されている感じですね。
後ろを見ると、これから上っていく航空博物館の中央棟が見えます。
4Fはレストラン兼、展望台です。食事をする人だけが展望できるスペースです。
5Fは管制塔を模した、展望台です。ここは入館した人なら誰でも入れます。
特に飛行機の写真撮影を考えている人には重要になると思いますが、4F~5Fの展望台は、より高い位置にありますが、どちらもガラス越しに成田空港を見ることになります。
3F展望台は、ガラス越しではなく、直接肉眼で成田空港を見ることができる展望台としては、最も高い位置にあるんですね!
実際、巨大な望遠レンズを持った方が何人もいらっしゃいました…。
より子は写真が趣味というわけでは無いので、そこまで気にはしませんが、写真命!という人は、両方で撮り比べて場所を選ぶと良いのではと思います!
- 3F展望台は、直接肉眼で成田空港を見ることができる展望台としては、最も高い位置にあります。
- 4F~5Fの展望台は、3F展望台よりも高い位置にありますが、すべてガラス越しに成田空港を見ることになります。
航空科学博物館5Fは『模擬管制塔』兼、展望台
ひとまず4Fレストランは最後に行くとして、5Fに上ってきました。
航空科学博物館の5Fは、管制塔を模した展望台スペースになっています。
成田空港が見える側には主に展望用の椅子が置かれていて、逆側には航空管制用の機材が展示されているという感じですね!
背中を見せている方は、航空科学博物館のスタッフの方です。
時間帯によっては、航空科学博物館のスタッフの方が、管制官を模して、展望台から見える航空機の解説をしてくれます!
多目的広場では野外ステージで戦隊ショーなども開催されています!
展示機の中でも左端でひときわ大きく見えるのが、YS-11ですね。
さて…。そろそろランチタイム。4Fレストランに行ってみましょう♪
航空科学博物館4Fは『レストラン』兼、展望台
航空科学博物館の4Fはレストラン『Balloon』のスペースです。
レストランを利用する人は、展望台としても使うことができる…。そんな感じですね!
ここで食べるなら、コレしか無いでしょ♪ということで、機内食ランチA(980円)に即決!
けっこう機内食の再現度も高い感じですよね~!
航空科学博物館の出口【ミュージアムショップは出入口の隣り】
お腹いっぱいになったところで、航空科学博物館を後に…。
出口でスタンプラリー最後の「成田空港印(NRT)」を押してもらってミッションコンプリートです!
景品は紙飛行機でしたw
成田空港『空の日フェスティバル2018』航空科学博物館【入場無料体験!】まとめ
航空科学博物館の入場無料体験レポートは、いかがでしたか?
- 毎年9月29日は『空の日』です!
- 『空の日』に合わせて、成田空港の関連施設では『空の日フェスティバル2018』が開催!
- 航空科学博物館も、9月22日~23日は入館無料になります。
- 航空科学博物館は日本最初の航空専門の国立博物館です。
- 航空博物館は1階から5階まで、本当に面白い博物館でした!
より子は、航空博物館をほんとに堪能しました…。面白かった~
今回は入館無料でしたので言うことナシですが、通常の500円でも十分、行ってみる価値があると思います!
今度はシミュレーター体験にもぜひトライしてみようと思います!