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【2020年”土用の丑の日”研究】牛丼御三家(すき家・吉野家・松屋)各社の鰻メニュー比較まとめ

【2020年”土用の丑の日”研究】牛丼御三家(すき家・吉野家・松屋)各社の鰻メニュー比較まとめ
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編集部員ふみ子
編集部員ふみ子
『お金節約.com』編集部員「ふみ子」です。

牛丼御三家(すき家・吉野家・松屋)各社の鰻メニューの比較調査を行いましたので、まとめておきます。

同じような価格帯で、同じようなメニュー構成で競争している3社ですが、鰻メニューにはかなり大きな差がありました…。

家族でお手頃価格で鰻を楽しみたいと考えているなら必見!

牛丼御三家(すき家・吉野家・松屋)各社の鰻メニューを比較調査してまとめてみました。

【総論】お手頃価格帯のウナギの味の違いはかなり分かり易い!

今回、主要牛丼チェーン店の鰻メニューを実食比較して見て感じたのは、

お手頃価格帯のウナギの味の違いは、かなり分かり易い!

ということです。

私自身は、正直に言うと、同じお店の鰻重で「松竹梅」の違いはたぶん分かりません…。

違うお店の鰻重を比較した場合、どちらが高級な鰻重なのか当てる自信もありません…。

それでも、牛丼チェーン店で提供されるようなお手頃価格帯のウナギの味の違いは、すごく分かり易かったです。きっと誰でも違いが分かるはず!

その理由を考えてみたのですけれども。。

主要牛丼チェーン店の鰻メニューは、鰻1枚の普通盛サイズでおよそ800円前後の価格で横並びとなっています。

現在の鰻の市場価格からすると、このぐらいのお値段が一定の品質を確保できる下限ラインなのではないでしょうか。

品質的に破綻が生じる可能性があるお値段ラインであり、だからこそ明確に味の違いが感じられる(バレてしまう)という状況にあるのではないかなと。。

想像の範疇を出ないのですけれど、個人的にはそのように感じました。

【ランキング】”すき家・吉野家・松屋”3社の鰻メニューを比較

調査を開始する前は、味的にはほとんど違いが感じられず、お値段と量(重量)でお得具合をランキングするしかないかな?と思っていたのですが…。

先にもお伝えしましたように、味の違いがかなりはっきりと感じられました!

ほぼ誰にでも判別できるレベルで味が違う以上は、ストレートに美味しさでランキングして良いだろうと思います。

さっそくお伝えして行きましょう!

※レギュラーサイズ(並盛・1枚盛)のテイクアウト商品での比較となります。

【第1位:松屋】主要牛丼チェーン店の中では一番美味しい逸品!

松屋の「うな丼」松屋の「うな丼」
全体評価
鰻の状態 鰻を開いた1枚肉で提供
タレ 別カップで提供
税込価格・重量 850円/307g
パッケージ 最も高級感あり

主要牛丼チェーン店の鰻メニューのなかでは、間違いなく松屋がナンバーワンです!

肝心のウナギが1枚肉で提供されているのは当然としても、タレが別カップで提供されるために、焼き上がったドライ感がちょうど良く維持されています。

価格的には、すき家よりも高くなりますが、ミニお新香が付いてくるのはプラスポイント。松弁ネットを利用するとポイント還元もあり価格差も縮まります。

パッケージ(お弁当の容器)もリニューアルしていて、使い捨て容器としては、これ以上は期待しにくいぐらいの出来になっています。

何一つ手を抜いていない印象で、不満を感じる部分が見つかりません!

松屋の「うな丼」については、次の記事でも詳しくお伝えしています。

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【第2位:すき屋】味的には二番手ですが量的コスパは高い

すき家の「うな丼」すき家の「うな丼」
全体評価
鰻の状態 鰻を開いた1枚肉で提供
タレ 調理時に投入済み
税込価格・重量 790円/347g
パッケージ 高級感あり

すき家も毎年、鰻メニューには力を入れている印象がありますね。

全体的に特に出来が悪いということは無いのですけれども、価格以外は、全ての点で松屋の水準には届いていないと感じます。

味的には若干タレが過剰気味のようにも感じられ、鰻がタレのなかに沈んでしまっているような印象を受けます。タレはやはり別カップ方式が最善ではないでしょうか。

価格は最も安く、それでいて重量は最大ですから、「量」という視点ではコスパが高いとも言えるのですが、総合的には二番手という判断になってしまいます。

すき家の来年のリベンジに期待したいです!

すき家の「うな丼」については、次の記事でも詳しくお伝えしています。

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【第3位:吉野屋】積極的に購入する理由は見つかりません

吉野家の「鰻重」吉野家の「鰻重」
全体評価
鰻の状態 細長くカットした鰻肉の集合体
タレ 調理時に投入済み
税込価格・重量 851円/300g
パッケージ 牛丼メニューと同じ容器を使用

吉野家は最も残念な内容でした。

鰻は一体肉では無く、細長くカットした鰻肉の集合体です。この点はそれなりに一体に見せる工夫もされているのですけれども、全体の完成度がかなり低い印象は否めません。

かなり生臭い匂いが感じられ、タレに長時間漬け込んでいるせいか、鰻肉が黒っぽく染まっていることも気になります。正直なところ、去年よりも味が落ちている気が…。

価格は最も高く、量は一番少ないわけですから、コスパ的にも最低水準。パッケージも牛丼と共用で、とくに工夫はありません。

率直に言うと、おすすめできる要素が見つかりません…。

吉野家の「鰻重」については、次の記事でも詳しくお伝えしています。

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パッケージに関する補足

今回は、牛丼主要チェーン店の鰻メニューを、テイクアウト利用にて比較調査しました。

松屋・すき家は、テイクアウトのお弁当容器に工夫を凝らしている一方で、店内飲食は丼で提供。見た目の印象は、テイクアウト時に有利に働く可能性があるかと思います。

吉野家は逆で、テイクアウトのお弁当容器は牛丼と共用していて、店内飲食ではプラスチックのお重で提供。見た目の印象は、店内飲食時に有利に働く可能性があるかと思います。

こうして見ると、吉野家は牛丼についてはテイクアウト利用の波に乗ることができた一方で、鰻メニューについては他社に遅れをとったということかも知れません。

【資料】”すき家・吉野家・松屋”3社の鰻メニュー重量計測結果

販売店 ご飯 容器 全重量 グラム単価
松屋 72g 234g 20g 327g 約2.59円
すき家 78g 267g 11g 358g 約2.20円
吉野家 63g 234g 7g 307g 約2.77円

(『お金節約.com』編集部にて計測、作成)

重量計測の結果からは、すき家のグラム単価が一番安く、量的なコストパフォーマンスが良好なことが分かります。

容器重量についてはパッケージの造りをある程度反映しているものと思いますが、松屋の容器がかなりしっかりした造りであることが、重量面からも分かります。

鰻とご飯の重量は容器重量を除外した計測値ですが、1g以下が計測不可能なため、容器重量を足した全重量は、最大3gの誤差が生じています。

【最後に】土用の丑の日はウナギを楽しみましょう!

今年の土用の丑の日は、7月21日(火)と8月2日(日)です。

鰻メニューの注文が最も集中する日でもあり、主要牛丼チェーン各社では、事前予約を呼び掛けています。

各社ともネットや電話での予約窓口を用意していますので、とくに家族の分をまとめて注文する場合などは事前予約することをおすすめします。

ここ最近のテイクアウト需要の高まりもあり、ネットや電話での予約窓口もかなり使い易くなっています。受取時間の指定もできるので、忙しい時にも便利に利用できます。

土用の丑の日は、家族みんなでウナギを楽しみましょう!

今年の土用の丑の日のウナギを選ぶのに、今回のランキングがお役に立てたら嬉しいです♪