仕事でもプライベートでも、交通費はできるだけ安く抑えたいですよね…。
JRの電車運賃の場合、切符を分割して購入すると安くなる場合があるというのを知っていますか?
『分割切符』と呼ばれている仕組みですが、多くの路線で利用することが可能です。
『分割切符』の仕組みについて解説します!
切符を分割すると安くなる分割切符の仕組みとは
交通費を節約したい!そういう時に知っておきたいのが『分割切符』の仕組みです。
JR路線だけに使える仕組みですが、目的地までの切符を一枚では無くて、2枚に分けて買った方が安くなるという仕組みです。
どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
分割切符が安くなるのは営業キロ数がカギ!
営業キロ(運賃計算キロ) | 片道運賃(基準額) |
1~3 | 140円 |
4~6 | 190円 |
7~10 | 200円 |
11~15 | 240円 |
16~20 | 320円 |
21~25 | 410円 |
26~30 | 500円 |
31~35 | 580円 |
(JR西日本『本州3社内の幹線の普通運賃表』より作成)
JRの運賃は、『営業キロ』によって定められています。
例えば、30営業キロ離れている駅までの運賃は、上の表から500円となりますよね。
ところが、15営業キロを2回乗り継いだとすると…。
15営業キロの運賃は240円ですから、240×2=480円となります。切符を分割して買うだけで、20円お得になる!
これが分割切符が安くなるカラクリなんです。
分割切符が安くなる仕組みは、営業キロというJRの運賃算出の仕組にあります。切符を1枚で買うと、距離が2倍なのに、運賃は2倍以上になっているんです!
切符を分割するのはJR的にも問題ナシ!
分割切符って問題なのでは?と思う人がいるかも知れませんが、JR的にもまったく問題はありません!
JRのみどりの窓口で、「切符を分割したい」ということを伝えるとごく普通に応じてもらえますし、切符の自動販売機「指定券売機」でも分割購入が可能です。
分割切符はJRのルール的にも問題は無く、ごく普通に乗車することが可能です!
分割切符を利用するなら『事前に分割計算』が必要
JR的に問題は無いといっても、積極的に推奨しているわけではありません。
みどりの窓口に行っても、「どう分割したらお得になるの?」などという質問には答えてくれないということですね…。
だから、分割切符を利用するなら『事前に分割計算』が必要になってくるんです!
『分割.net』で最もお得になるパターンを検索
分割切符を利用したい時にとても便利なのが、『分割.net』というサイトです。
JR各社の主要路線をカバーしていて、乗車駅と降車駅を選択すれば、どこで分割したら一番安くなるのか、計算結果を表示してくれます。
一度使ってみると分かりますが、非常に便利なサイトです!
JR乗車券分割プログラム『分割.net』
『分割.net』での実際の計算例
『分割.net』で、実際に分割切符がどのように計算されるのか見てみましょう。
成田駅から東京駅へ行く場合、日暮里駅で切符を2枚に分割すると60円安くなることが分かります。
この場合、乗車駅の成田駅で、「成田から日暮里」「日暮里から東京」の2枚の切符を購入してしまえばOKです!
僅か60円と思うかも知れませんが、値引き率として5%以上。チリも積もれば山になってくる… はず!w
分割切符を利用するなら、『分割.net』で事前に何駅で分割したらお得になるのか計算しておきましょう!
切符を分割すると安いって本当?【分割切符の基礎知識】まとめ
今回は分割切符の基本的な仕組みと、計算サイトを紹介しました!
- JRは目的地までの切符を分割すると安くなる場合があります。
- 切符を分割すると安くなるのは、JRの「営業キロ」に由来。
- 切符を分割しても、JRは問題なく利用することができます。
- ただし積極的に教えてはくれないから『分割.net』で事前計算しておくと良いです!
- 乗車駅で2分割して購入しておけば、途中下車しなくてもOK!
分割切符をどんどん活用して、交通費を節約しましょう♪