2019年8月1日、ジェットスターの東京(成田)~庄内路線が新規就航しました!
ジェットスターとして初の東北路線となり、成田空港と東北地方の都市を結ぶLCCの定期便もこれが初めてとなります。
『お金節約.com』編集部でもさっそく利用してきたのですが、まずは各空港の特徴をご紹介しておこうと思います。
旅のなかみは、各自それぞれが考えれば良いと思うのですが…。
(1)庄内空港での動き方
(2)成田空港に戻って来てからのプロセス
この2点は、どなたでも事前に把握しておいた方が良いように思いますので!
ジェットスターの東京(成田)~庄内路線について、各空港の特徴についてまとめてみました。
ジェットスター東京(成田)~庄内路線の時刻表・料金
便名 | 出発地・時間 | 到着地・時間 | 料金 |
GK777 | 成田空港 13:00 | 庄内空港 14:05 | 4,490円~ |
GK776 | 庄内空港 14:50 | 成田空港 15:55 | 4,490円~ |
※使用機:エアバスA320型機(180席)
(2019年8月1日就航時点)
ジェットスター東京(成田)~庄内路線の基本情報はこちらです。
全体的に、諸手続きは成田空港の方が時間がかかると思っておいた方が良いです。
成田空港ではLCCならではの不便な点をそれなりに感じる一方、庄内空港では基本的にフルサービスキャリアと同等の扱いとなるので非常に快適です。
ここから先は、東京(成田)から庄内に行くケースで解説しますね。
もちろん、庄内から東京(成田)に行って戻るケースでも、それぞれを逆にすれば、参考にして頂けると思います。
往路:成田空港から庄内空港はLCC路線としては非常に快適
往路、成田空港から庄内空港はLCC路線としては非常に快適と言って良いと思います。
もちろんLCCのジェットスター利用ですから、成田空港の第3ターミナルに移動する手間は発生しますが、その点を考慮してもかなり利便性は高いと感じました。
成田空港第3ターミナルはターミナルビルから徒歩で搭乗
往路のGK777便については、今回は成田空港第3ターミナルの174番ゲートからの搭乗でした。
一度、1Fに降りてから連絡通路を徒歩で進み、飛行機に搭乗するかたちです。
成田空港のLCC利用の場合は、出発ゲートから飛行機までバスで移動するケースも少なくないので、徒歩で搭乗できるのは有難い感じです。
庄内空港到着後はボーディングブリッジ使用
ジェットスター運航前は、庄内空港の定期便はANAのみでした。
ジェットスターもANAと同じ扱いになるため、普通にボーディングブリッジを使用して空港に入ることができます。
庄内空港に到着後の流れは、基本的にフルサービスキャリアと同等の扱いと言って良いです。
GK777便は定刻が14:05着、これは着陸時間が午後2時5分という意味ですが、今回はほぼ定刻通りに到着(着陸)。
写真で見えるように、庄内空港出口での時刻表示が 14:22 となっていますが、写真撮影などをしていなければもう数分早く出口に到達していたと思います。
滑走路上の移動時間、待機時間等を含めて、15分程度で空港の出口まで到達できるのは、非常にスピーディだと思います!
この時間から動き始めることができるので、到着日の午後も観光にあてることが可能です。効率的に移動するためにも、レンタカー利用をおすすめします。
庄内空港でレンタカーを利用する際の注意点
庄内空港の場合は、空港内にはレンタカー会社のブースはありません。
空港の近隣地に『庄内空港レンタカーターミナル』として、別に1棟設けられているので、そこまで送迎車で移動することになります。
送迎車で移動と言っても、ほんの数分の距離ですので大きな時間のロスにはなりません。
『庄内空港レンタカーターミナル』には、現在5つのレンタカー会社が入っています。
時間を有効に使うためにも、できるかぎり事前予約しておくことをおすすめします!
復路:庄内空港から成田空港は到着してからの移動がちょっと大変
復路編ですが、庄内空港は非常に快適ですが、成田空港に着いてからは一定の移動時間・手間がかかってしまいます。
これは、庄内空港ではフルサービスキャリアのANAと同等の扱いである一方、成田空港ではLCC専用の第3ターミナルを使用しなければならないという制約から生じるものです。
庄内空港の手荷物検査ゲートは搭乗1時間前からオープン
復路GK776便の出発時間は、14:50。庄内空港の手荷物検査所が開いたのは、13:50。搭乗時間のちょうど1時間前でした。
レンタカー利用の場合は、『庄内空港レンタカーターミナル』から庄内空港まで、再び車で送迎してくれますので、特に移動の心配はありません。
『庄内空港レンタカーターミナル』に到着する(=車を戻す)時間の目安としては、13:00~13:30 ぐらいを想定しておくと良いのではないかと思います。
ジェットスターの国内線の場合は、オンラインチェックインは出発予定時刻の35分前までとなっています。
GK776便の出発時間は 14:50 ですから、オンラインチェックインの締め切りは 14:15 ということになりますが…。現実的には、遅くとも 14:00 にはチェックインを済ませることができるように動くと良いのではないでしょうか。
成田空港到着後に第2ターミナルに移動するまで約30分必要
復路もフライトは順調で、成田空港に着陸したのは定刻よりも5分早い 15:50 でした。
ここから駐機場への移動時間に10分ほどを要し、最終的に飛行機が停止したのは 16:00 頃となりました。飛行機を出ることができたのは、16:05。
機外に出てからは、歩いてターミナルビルに向かうのですが、最終的に第3ターミナルを出るまでには、大人の足でも10分ほどかかります。
今回は比較的細かく時間を計測してみたのですが、第2ターミナル行きのバス停に到着したのが 16:15 でした。
最終的に第2ターミナルのバス停に到着したのが、16:20 ですから、着陸から約30分ほどかかっていることになります。
成田空港ではLCCならではの不便な点が生じる
成田空港の第3ターミナルは、LCC専用のターミナルビルで、他のターミナルとは差別化が図られています。
現状で最大の弱点は、第3ターミナルから陸路で直接外部に移動することができないという点です。必ず第2ターミナル(もしくは第1ターミナル)を経由する必要があるんです。
今回は着陸から第2ターミナル到着まで約30分かかりましたが、これは大人単身でトイレにも寄らない移動のみのデータですので、ほぼ最短時間と考えて良いと思います。
子供もいる家族で移動するなら、40分程度はかかるのではないでしょうか…。
第2ターミナルに到着したらそこで終了では無く、さらにバスの発着所なり、電車のプラットホームまで移動しなければならないわけですから、第3ターミナル到着から陸路で外部に出るまでには1時間程度要する可能性は十分にあるわけです。
初めて成田空港の第3ターミナルを利用する際は、時間には十分余裕を見てスケジュールを組むことをおすすめします。
【備考】庄内空港の課題はモバイルデバイスの充電対策
庄内空港は非常に快適だったのですが、数少ない残念な点が、モバイルデバイスの充電対策が行われていない点でした。
空港内にはパソコンデスクが何箇所かに設置されているのですが、電源がAC100Vのみなのですよね…。
写真の例は、成田空港の「北ウェイティングエリア」の電源の状況ですが、ここだけでなく、成田空港内にはUSB充電が可能なスポットが多数用意されています。
こちらは比較的少額の投資で、利用者の利便性がぐっと高まる施策かと思いますので、庄内空港でもぜひ取り入れて欲しいと思いました!
ジェットスターで東京(成田)~庄内路線が新規就航!まとめ
ジェットスターの東京(成田)~庄内路線が新規就航したこと、各空港の移動時間などについて解説してきましたが、いかがでしたか?
- 2019年8月1日、ジェットスターの東京(成田)~庄内路線が新規就航しました!
- 庄内空港では、基本的にフルサービスキャリアと同等の扱いとなるので非常に快適です。
- 庄内空港内の移動時間もごく短くて済むので、到着してから観光に出向くことも十分可能です。
- 庄内空港での時間を有効に活用するためにも、レンタカーの利用をおすすめします。
- 成田空港に着陸してから陸路で外部に出るまでには小一時間程度は要します。時間には十分余裕を見て予定を立てた方が良いです。
今回、ジェットスターの東京(成田)~庄内路線を利用してみて、庄内空港に着陸してから空港を出るまでとてもスムーズに進む、ということが良く分かりました。
レンタカーを上手に活用すれば、1泊2日の旅でもかなり有意義に過ごせます!
その一方で、成田空港の第3ターミナルからの移動はやはり課題が残るようにも感じました。どこかで差別化する必要があるというのは分かるのですけれども…。
いちおう誤解の無いように言うと、成田空港の第3ターミナルも、開設当初から見ると相当に進歩しているのも間違い無いんです。
LCC路線の拡充とともに、成田空港の第3ターミナルがさらに使いやすくなることを期待しています♪