市政・国政情報 PR

【台風シーズン前にチェック!】国土交通省『防災ポータル』は防災情報を集約した必見サイト

【台風シーズン前にチェック!】国土交通省『防災ポータルサイト』は防災情報を集約した必見サイト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
編集長より子
編集長より子
『お金節約.com』編集長「より子」です。

国土交通省は『防災ポータル』を開設して、首都圏で起こりうる自然災害を中心に、防災情報を発信しています。

内容は、災害発生前に見るべき情報、災害発生時に見るべき情報、大きくはこの2つに大別されますが…。

とくに台風シーズン前には、『災害発生前に見るべき情報』については確認しておいた方が良いように思います。

国土交通省『防災ポータル』についてお伝えします。

『防災ポータル』は東京2020オリパラ大会準備の一環

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で会場等に来訪される方が、首都圏で起こりうる災害に関する情報や、もしものときに役立つ防災情報を入手することができる防災情報ポータルサイトです。国土交通省では2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、総力をあげて取り組んでいます。

(出典:国土交通省『防災ポータルサイト』より)

『防災ポータル』は、2020年に開催が予定されていた、東京オリンピック・パラリンピック大会開催に向けて開設された防災情報ポータルサイトです。

基本的には、首都圏で起こりうる自然災害への対処がテーマですけれども、取り上げられている防災情報の多くは日本全国で役に立つ内容となっています。

『防災ポータル』のBefore/After構成

  1. 日頃から知ってほしい情報
  2. 災害時、見てほしい情報
  3. 旅のお供!お役立ち情報

『防災ポータル』は、この3項目に大別されています。

東京2020大会に向けて作られた経緯があるので、観光情報もまとめられているのですが、防災情報としては最初の2項目が中心となります。

  • 【Before】日頃から知ってほしい情報
  • 【After】災害時、見てほしい情報

災害発生時を起点に考えると、このようにBefore/Afterが分けられるかと思います。

【Before編】『ハザードマップ』と『浸水ナビ』

【Before編】『ハザードマップ』と『浸水ナビ』「日頃から知ってほしい情報」の重要コンテンツ

【Before編】である「日頃から知ってほしい情報」の重要コンテンツとしては、やはり『ハザードマップ』と『浸水ナビ』の2つかと思われました。

それ以外では、『川の防災情報 XRAIN』こちらも、浸水想定区域図と重ね合わせて使うとかなり役に立つのではないかと思います。

『航空レーザー測量を活用した治水安全度評価』については、西日本から整備が進んでいるようであり、現時点では首都圏についてはまだ掲載されていない河川が多い状況です。

【After編】統合災害情報システム(DiMAPS)

【After編】統合災害情報システム(DiMAPS)「災害時、見てほしい情報」の重要コンテンツ

【After編】である「災害時、見てほしい情報」の重要コンテンツとしては、統合災害情報システム(DiMAPS)がかなり詳細な情報を提供しているように見えます。

実際に災害が発生してから表示されることになりますが、マップをかなり拡大表示することができるので、自宅周辺の災害状況がかなり詳細に把握できると思います。

『防災ポータルサイト』には上記以外にも、数多くの情報(サイト)が掲載されていますので、一通り確認してみることをおすすめします。

最重要確認事項は『ハザードマップ』と『浸水ナビ』か

防災対策の基本としては、自分が住んでいるエリアに、どのぐらいの規模の災害が想定されるのか? それを把握することが最重要では無いかと思います。

とく台風シーズン前のタイミングでは、最重要確認事項は『ハザードマップ』と『浸水ナビ』になるのではないでしょうか。

国土交通省『防災ポータル』の情報量は膨大で全てをご紹介することは難しく、ここでは、『ハザードマップ』と『浸水ナビ』、そして、統合災害情報システム(DiMAPS)の概要をお伝えします。

『ハザードマップ』は2つの入口に分かれています

ハザードマップポータルサイトハザードマップポータルサイト

ハザードマップポータルサイトは、「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」の2つの入口に分かれています。

  • 重ねるハザードマップ:災害リスクを地図上に重ねて表示
  • わがまちハザードマップ:各市町村作成情報へのリンク

自宅があるエリアのハザードマップについては、必ず確認しておくべきかと思います。

重ねるハザードマップにて成田市駅周辺部を確認「重ねるハザードマップ」にて成田市駅周辺部を確認

『浸水ナビ』はかなり高度な浸水シミュレーションシステム

「地点別浸水シミュレーション検索システム」(浸水ナビ)「地点別浸水シミュレーション検索システム」(浸水ナビ)のエントリー画面です。

「地点別浸水シミュレーション検索システム」(浸水ナビ)は、浸水想定区域図を地図上に表示するシステムです。

現状はまだ日本全国をカバーしているわけでは無く、順次拡大中ということです。

千葉県の成田市中心部は検索可能でしたので表示して見ましたが、洪水浸水想定区域(想定最大規模)を見ると、根木名川流域を中心に、浸水の可能性があることが分かります。

堤防が決壊した破堤点を特定してのシミュレーションも可能で、アニメーション表示や3D表示の機能もあり、かなり高度な浸水シミュレーションシステムのように感じられます。

自宅があるエリアは、必ず浸水ナビで確認しておくべきかと思います。

「地点別浸水シミュレーション検索システム」(浸水ナビ)成田駅周辺部の洪水浸水想定区域(想定最大規模)を表示して見ました。

統合災害情報システム(DiMAPS)

統合災害情報システム(DiMAPS)統合災害情報システム(DiMAPS)に表示される被害情報

統合災害情報システム(DiMAPS)は災害が発生してから被害情報を確認するものですが、表示される被害情報はかなり詳細のように見えます。

2020年7月11日時点では、「7月3日からの梅雨前線に伴う大雨について」が最新情報なのですが、熊本県の球磨川河口部の状況を画像に示しました。

画像の赤点は河川・管理施設の被害状況を表しています。

個々の住宅を判別可能なレベルまで、マップを拡大することができることが分かるかと思います。

【参考資料】市町村向けの解説動画

『ハザードマップ』と『浸水ナビ』、統合災害情報システム(DiMAPS)の操作方法等については、国土交通省が作成している市町村向けの解説動画が参考になると思います。

【台風シーズン前にチェック!】国土交通省『防災ポータル』は防災情報を集約した必見サイト【まとめ】

国土交通省『防災ポータル』についてお伝えしました。

今回紹介したこと
  • 国土交通省では『防災ポータル』にて、防災情報を集約してわかりやすく提供しています。
  • 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の準備の一環として開設されたサイトですが、日本全国で防災の役に立つと思います。
  • 『ハザードマップ』と『浸水ナビ』にて、自宅があるエリアの災害想定規模を把握しておくことは最重要事項かと思われます。
  • 災害が発生した後は、統合災害情報システム(DiMAPS)にて提供される情報がかなり詳細な印象です。
  • 台風シーズンを前に、国土交通省の『防災ポータル』を必ず確認しておくことをおすすめします。

国土交通省の『防災ポータル』を見ると、すでに数多くの防災情報が発信されていることが分かります。

これだけの防災情報をまとめ上げるためには、多くの時間と予算が必要だったはず。

納税者として『防災ポータル』を知らないままでいるのは、あまりにももったいないと感じまして、お伝えさせて頂きました。

国土交通省の『防災ポータル』、ぜひ確認してみてください!

国土交通省『防災ポータル』