海外旅行する時には、現地の格安SIMを利用すると便利です!
※今回は、台湾の高雄国際空港での事例です。
台湾はアジアを代表するIT大国、モバイル通信については日本以上に進歩していると考えて良いです。
海外からの旅行者に対しても魅力的なサービスを展開しているんです。
台湾の現地プリペイドSIMを使わないのはもったいない!
今回は、台湾の高雄国際空港でSIMカードを購入する方法を解説します!
海外プリペイドSIMカードと国内SIMの海外ローミングとの比較
海外に旅行した時に、現地のSIMを利用した方がお得なのは、現地SIMの方が料金が明らかに安いからです。
全世界どこに行っても当てはまるかどうかは分かりませんが、少なくとも台湾など東アジア諸国の多くは、日本で使っているSIMよりも格安になる場合がほとんどです。
今回は台湾の高雄に滞在しているので、台湾のケースで具体的に比較して見ましょう!
国内大手3キャリア端末の海外ローミング費用は高額
NTTドコモ | 980円/24時間(パケットパック海外オプション) |
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au | 980円/24時間(世界データ定額) |
ソフトバンク | 25MBまで1,980円~上限2,980円(海外パケットし放題定額料金) |
日本国内の大手3キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)は、海外に行っても使用すること自体は可能です。
もちろん海外では、現地の提携企業の回線設備を借りて通信を可能にしているのですが、この回線を借りる行為を「ローミング」と呼びます。
各社とも海外ローミングの定額サービスを提供しているのですが、料金水準をまとめものが、最初に示した表です。
NTTドコモとauは、24時間あたり980円の料金を支払うことで、日本国内で自分が使っている料金プランのデータ量をそのまま消費することができるものです。
ソフトバンクは、若干高くはなるけれど、海外でも1日あたり上限2,980円で、データ量が消費し放題というプランを提供しています。
すごくざっくり言うと、海外での通信費用は次のようになります。
- NTTドコモとauの場合:980円x日数分
- ソフトバンクの場合:2,980円x日数分(25MBはすぐに超過すると予測…)
台湾プリペイドSIMカードの価格は約3分の1
日本国内の大手3キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)を海外ローミングで使用する費用と比べて、台湾のプリペイドSIMカードの価格は、はるかに安い価格で済みます。
一日あたり料金が最も高くなる『3日型(データ通信量使い放題)』のプランで比較しても、台湾の大手通信2社はともに300台湾ドル(約1,110円)で提供しています。
日本国内の大手3キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)を海外ローミングで使用する費用と比較して3分の1程度で済むのですから、これを使わない手はありません!
この記事では、台湾ドルを日本円に換算する際に、現在の実勢レートとして「日本円x3.7」で計算しています。
海外で現地SIMを利用する際の注意点
最重要! | SIMを入れ替えるので電話番号が変わることを忘れずに! |
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対策 | LINEなどデータ通信アプリで連絡可能にしておくこと! |
台湾に限りませんが、海外で現地SIMを利用する際の注意点は、SIMカードを入れ替えてしまうので、電話番号も変わるということです。
電話番号だけでつながっている人とは、SIMカードを入れ替えている間は、スマートフォンで連絡をとることは出来なくなります。
旅行期間中でも連絡をとる必要がある人とは、LINEとかスカイプでつながっておくなど、データ通信でコミュニケーションが取れるルートを確立しておきましょう!
日本で使っている電話番号がそのまま海外でも使える必要があるのかどうか?
ここが最も重要な判断ポイントになってきます。それぞれ事情が異なると思いますので、自分のケースでどうなのか、事前にしっかり考えておきましょう!
スマートフォンの通信をどうするのか?旅行前、日本にいるうちに結論をだしておきましょう!
海外プリペイドSIMカードを間違いないく購入するための事前準備
何ごとも事前準備が大切なわけですが…。海外SIMを使う場合もまさにそうなんです!
最も重要なのは、日本国内にいるうちに、確実にSIMロックを解除しておくことです。
とくに台湾の場合は、プリペイドSIMカードを購入したその場でSIMを交換してくれますので、しっかり事前準備しておけば、現地ではスマホなど必要なものを渡すだけです。
現在使用しているスマホを確実にSIMロック解除しておく
とにかく日本にいるうちに、自分が今使っているスマホをSIMロック解除しておくこと、これが大前提となります。
SIMロックを解除すること自体には、何らデメリットはありません。SIMロックを解除したうえで、何もしない…。という選択肢もあるわけですから。
とにかくまずはSIMロックの解除が重要です!
詳しくは次の記事を参考にしてください。
現在使用しているスマホの周波数帯を把握しておく
1.8GHz (BAND3) |
900MHz (BAND8) |
700MHz (BAND28) |
|
NTTドコモ | 〇 | × | 〇 |
au | × | × | 〇 |
ソフトバンク | × | 〇 | 〇 |
中華電信 | 〇 | 〇 | × |
Taiwan Mobile | × | 〇 | 〇 |
(台湾側の周波数表記に合わせて『お金節約.com』編集部が作成)
携帯電話・スマートフォンの通信に使用されている周波数(BANDと呼ばれます)は、各通信会社で異なります。この状況を、一覧表にまとめてみました。
もちろんハードウェアとしてのスマートフォンは、マルチバンド化が進んでいるので、同じ機械で多くの周波数に対応している状況もあります。
ただ、自分が使っているスマートフォンの周波数帯を正確に把握することは難しいと思うんですよね…。
結論から言うと、台湾のケースでは、次のように選択するのが無難です。
- NTTドコモなら、中華電信・Taiwan Mobile、どちらもSIMを使ってもOK!
- auなら、Taiwan Mobile のSIMを選択した方が無難。
- ソフトバンクなら、中華電信・Taiwan Mobile、どちらもSIMを使ってもOK!
auのスマホを使っている場合は、ちょっと気を付けた方が良いということですね。
auのスマホでも、新し目の iPhone などマルチバンド化している端末もあるのですが、念のため注意しておくと良いという意味での記載です。
【実例】台湾の高雄国際空港でSIMカードを購入する方法
ここから先は、台湾の高雄国際空港で、プリペイドSIMカードを購入する方法を写真で説明して行きますね。
スマートフォンは、常時使用できたほうが便利ですので、空港に到着した時点でSIM交換してしまうのがベストです!
そのためにも、事前準備はしっかりしておきましょう!
高雄国際空港の到着ロビーに出たらすぐ左折して進む
高雄国際空港の到着ロビーに出たら、左折して進み、右手に見えてくる通信会社のSIM販売ブースを見つけましょう!
高雄国際空港でプリペイドSIMカードを販売している通信会社は、もっと数が多かったという情報もありますが、2019年1月の段階では大手2社だけでした。
実用上は、中華電信と Taiwan Mobile の2社が販売してくれていれば問題はありません。
通信会社を選びパスポートを示して代金を支払えば完了
今回は中華電信を選びましたが、どちらの通信会社を選んでも必要書類等は同じです。
- パスポート
- SIMを交換するスマートフォン
- 代金
この3点セットをお渡しして通信会社の確認が済むと、書類が渡されます。
その書類にサインをしたら、自分がやることは完了!
SIMカードの交換そのものは、販売担当の人が行ってくれます。
一瞬で交換するワザに感心しつつ…。
その場で簡単な動作チェックとかもしてくれますので安心です。
取り外したSIMカード(矢印)だけは、絶対に無くさないように注意して下さいね!
高雄国際空港プリペイドSIMカード購入方法を解説!まとめ
高雄国際空港で海外プリペイドSIMカードを購入する方法を解説しましたが、いかがでしたか?
- 日本国内の大手3キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)は、海外に行っても使用すること自体は可能です。
- 海外ローミング費用と現地のプリペイドSIMカードを利用する費用を比べると、明らかに現地SIMの方が安い場合が多いです。
- とくに台湾は約3分の1の価格で済むので、現地のプリペイドSIMカード利用がおすすめ!
- 海外のプリペイドSIMカードを利用するには、利用するスマホを確実にSIMロック解除しておくことが最重要です。
- SIMロック解除さえ確実に行っていれば、空港で通信会社の販売ブースを見つけて申し込むだけです!
今回、高雄国際空港で台湾のプリペイドSIMカードを購入して差し替えるという流れを実際に行ってみましたが、本当に簡単でした。
事前準備さえしっかり行っておけば、誰でも問題なく、現地SIMを利用できると思います!
台湾のSIMは、速度も早くて非常に快適です。ギガも使い放題なので、もう言うことがありません!!
台湾に行ったら、ぜひ現地のプリペイドSIMカードにトライしてみて下さいね♪