収入が厳しくなるなか、家賃の負担が重い…。そう感じている人もいると思います。
全ての賃貸物件を対象に、家賃相当額をクレジットカード払いできる『クレカリ家賃』をご存知でしょうか?
仕組みは非常にシンプルで、最短1回の支払いから利用可能です。
『クレカリ家賃』なら家賃をクレジットカード払いにして先延ばしが可能となることをお伝えします。
『クレカリ家賃』の仕組みは非常にシンプル
『クレカリ家賃』の仕組みは非常にシンプル。
- 不動産管理会社・大家さんには『クレカリ家賃』が振込み
- ユーザーは『クレカリ家賃』にクレジットカードで支払い
基本はこれだけです!
単純に『クレカリ家賃』が一時的に家賃の支払いを代行してくれるということですね。
『クレカリ家賃』が、利用者(ユーザー)の名義で振り込んでくれるので、支払先の不動産管理会社や大家さんにとっては何も変わりはありません。
利用者は、一時的に肩代わりしてくれた『クレカリ家賃』に対して、手数料を加算してクレジットカード支払いすることになります。
『クレカリ家賃』の手数料
家賃自動払い | 家賃に対して3.6% |
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一度払い | 利用額に対して4.6% |
『クレカリ家賃』を利用する際には、当然ですが、手数料はかかってしまいます。
- 継続利用を前提とする「家賃自動払い」の場合:3.6%
- 更新料などを想定した「一度払い」の場合:4.6%
クレジットカード払いとすることによるポイント還元などは、利用者(カード保有者自身)のメリットになりますので、最大1%程度は手数料が相殺される可能性はあります。
『クレカリ家賃』の運営企業
サービス名 | クレカリ家賃 |
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運営企業 | 株式会社アイランド |
設立 | 1999年(平成11年)9月27日 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿 |
事業内容 | Webメディア制作・人材派遣他 |
企業ホームページ | 株式会社アイランド |
『クレカリ家賃』を運営するのは、株式会社アイランド。東京のIT企業です。
株式は未上場の企業ですが、情報公開は比較的しっかり行っている印象です。
直近、2019年6月期の業績は、52億1,000万円となっています。
※明記されてはいませんが、売上額のことと推測します。
『クレカリ家賃』を利用するメリット
『クレカリ家賃』を導入する最大のメリットは、
いま家賃を支払うことが厳しい状況を、一旦は回避できる
ということかと思います。
家賃支払いに『クレカリ家賃』を通すことで、クレジットカードの締め日に従った決済となりますので、通常でも一か月程度は支払いを繰り延べることができます。
また、ある程度、緊急回避的な利用を想定しているサービスと思われ、簡単に利用を停止することができることもメリットと考えて良いと思います。
実質的に家賃の分割払いも可能になる
クレジットカード会社への支払いについては利用者の対応に委ねられますので、家計が非常に厳しい状況の場合、リボ払いなどの分割払いを利用することも可能です。
クレジットカード会社への支払いを分割化することで、実質的に家賃の分割払いが可能になるということですね。
もちろんこの場合は、『クレカリ家賃』の手数料の他に、リボ払いなど分割払いの金利がかかることも忘れないでください。
自動支払いを停止する場合は『毎月5日まで』に連絡
継続利用を前提とする「家賃自動払い」で申し込んだ場合でも、毎月5日までに連絡することで利用を停止することができます。
利用開始後に開設されるマイページの「支払状況」から、家賃自動払いを停止するボタンを押して連絡するだけなので、方法として非常に簡単ですね。
ただし、「家賃自動払い」にて手続きした場合の初回分と「一度払い」での支払いは、即時決済となるためキャンセル・支払停止は出来ません。
解約手数料は一切かからない
『クレカリ家賃』の利用を止める解約に際しては、解約手数料は一切かかりません。
どうしても必要な場合だけ利用して、不要となったら解約しやすいサービスです。
先にも記載しましたが、ある程度、緊急回避的な利用が多いことを想定しているサービスのような印象を受けます。利用を止めやすいという意味では、利用者にとってメリットになる部分かと思います。
『クレカリ家賃』を利用するデメリット【注意点】
『クレカリ家賃』を利用する上での最大のデメリットは、手数料がかかることです。
継続利用を前提とする「家賃自動払い」の場合、3.6%の手数料がかかりますから、家賃が5万円のケースでは手数料1800円、家賃10万円なら手数料3600円です。
『クレカリ家賃』を利用する以上、手数料は避けることができない部分ですが、それ以外の注意点を解説しておきますね。
家賃支払いが銀行口座からの自動振替の場合は対応不可
『クレカリ家賃』は、家賃が銀行口座からの自動振替(自動引き落とし)が条件となっている場合は利用不可能です。
自動振替(自動引き落とし)が賃貸条件では無く、これまでは利便性のために自動振替としていて、別方法に切り替え可能な場合は『クレカリ家賃』を利用できる可能性があります。
この点は、自分の賃貸条件がどうなっているのか、自分自身で確認する必要があります。
利用できるクレジットカードは「VISA・MASTER」のみ
『クレカリ家賃』が利用できるクレジットカードは、「VISA・MASTER」のみです。
JCBとかアメックスには対応していません。
「VISA・MASTER」は、提携しているクレジットカードも非常に多いのですが、見分け方は単純です。クレジットカードの盤面に、VISAかMASTER、どちらかのロゴ表記があれば『クレカリ家賃』で利用可能です。
部屋の借主と同名義のクレジットカードが必要
『クレカリ家賃』を利用するには、部屋の借主と同じ名義のクレジットカードが必要です。
部屋を借りる際の物件契約者と、『クレカリ家賃』で利用するクレジットカードの名義は、同一である必要があるということです。
この点はシンプルで例外はありません。
不明な点があれば、『クレカリ家賃』を利用する前に賃貸契約書を確認しておくと良いかと思います。
【家賃の支払いに困ったら?】『クレカリ家賃』は家賃のクレジットカード払い・分割払いが可能!【まとめ】
『クレカリ家賃』は、もちろん一般的な継続利用も想定に入れたサービスですが、率直に言うと、
緊急時の家賃やり繰りサービス
という印象を受けます。
実際、収入が厳しくなるなかで、現金で支払っている家賃の負担が重いと感じている人のためには、一定の資金繰り改善効果は確かにあると思います。
苦しい状況の場合には、クレジットカード会社への支払いを分割とすることも可能です。
手数料がかかることは十分認識したうえで、緊急時に利用できる家賃やり繰りサービスとして、必要性を検討して見ると良いのではないでしょうか。