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2019年の初詣は、近年パワースポットとしても評判も高いという茨城県日立市の「御岩神社」に行ってきました!
新年1回目は、御岩神社の初詣レポートをお送りします♪
御岩神社は常陸国最古の霊山にある神社
2019年元旦は、近年パワースポットとしても人気の『御岩神社』に初詣に行ってきました!
飛躍のために、神様の力もお借りしたいところで…。
まずは海岸で2019年の初日の出を拝ませていただいて、山の手に向かいます!
御岩神社の基本情報
神社名 | 御岩神社(おいわじんじゃ) |
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主祭神 | 国之常立神 大国主 伊邪那岐 伊邪那美ほか22柱 |
創建 | 不明 |
住所 | 〒311-0402 茨城県日立市入四間町752 |
駐車場 | 有り |
ホームページ | 御岩神社 |
交通アクセスとしては、車で行くのが最も便利です。常磐自動車道 日立中央ICで降り、出口を右折。山を登るかたちで進行して、山頂トンネルを超えてしばらくすると「御岩神社」という看板が見えてきます。
御岩神社がいつ創建されたのかは不明ですが、奈良時代初期の721年(養老5年)に記された『常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)に、御岩山の古称である「かびれの峰」に天つ神鎮まるの記述があり、少なくとも1000年以上の歴史があると考えられています。
御岩神社の歴史
当社は創建の時期は不明ですが、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」とされる事から、古代より信仰の聖地であった事が窺えます。
御祭神は国之常立神 大国主神 伊邪那岐神 伊邪那美神 大山祗神 ほか20柱御岩山総祭神188柱を祀り、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となり、江戸時代に至っては水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公(水戸黄門さま)など藩主代々参拝を常例とする祈願所でありました。
仏像の現存、境内の遺跡、祭事内容など古代信仰(古神道)、神仏習合色が色濃く残り、「神仏を祀る唯一の社」として、他の神社、寺院に見られない独自の信仰を伝えております。(御岩神社公式ホームページより)
御岩神社への行き方(公共交通機関を利用する人向け)
公共交通機関で行くなら、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線日立駅から日立電鉄バス、「御岩神社前」バス停で下車します。
念のため、バス時刻表へのリンクも記載しておきますね!
【豆知識】初詣は神社とお寺どっちに行ったら良いの?
初詣は、神社とお寺どっちに行ったら良いの?と思う人もいるかも知れないですね。
神社とお寺の違いをちゃんと把握していないという人もいると思いますので、改めて説明しておきますね!
神社とお寺の違い
神社 | 神道(日本土着の宗教) |
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お寺 | 仏教(飛鳥時代に伝来した宗教) |
神社もお寺も、宗教施設であるのは同じなのですが、祀られている対象が違うんですね。
単純に言うと、神社は神道の祭祀を行う場所です。神道は日本土着の宗教で、教典や具体的な教えはなく、開祖もおらず、神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづく多神教という特徴があります。
お寺・寺院は、仏像が祀られた仏教の施設です。仏教はインドの釈迦を開祖とする宗教です。『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)、ひとことで言うと仏教は輸入された宗教です。
日本で神社とお寺、神道と仏教があまり明確に分けて考えられていないのは、「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」と呼ばれる、神道と仏教が混淆し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象が、明治維新まで1000年以上続いてきたためなんですね。
神社とお寺の見分け方
神社の特徴 | 鳥居がある |
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お寺の特徴 | 仏像がある |
神社とお寺の一番簡単な見分け方は、鳥居があるかどうか?です。
日本では神仏習合が長く続いてきたために、神社のなかにも仏像が置かれている場合があります。仏像が置いてあるかどうかだけで判断するのは難しいんですね。
基本的には、鳥居があるかどうかに注目して、鳥居があれば神社と考えて良いです。
神社の鳥居は、神々の住む聖域と人間の世界を分ける結界を表しています。鳥居から先は、神の領域ということですね。
【結論】初詣は神社とお寺どっちに行っても問題無し!
神社の参拝方法 | 二拝二拍手一拝 |
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お寺の参拝方法 | 数珠を持ち合掌 |
結論から言ってしまうと、初詣は神社とお寺、どっちに行っても問題はありません。
ただし参拝方法には違いがありますので、覚えておくと便利です!
神社の参拝方法は、二拝二拍手一拝。二回礼をし、二回手を叩き、一回礼をするということですね。
お寺の参拝方法は、数珠を持って合掌すること。神社の参拝方法との最大の違いは、拍手を打つ、手を叩く行為をしないことです。
御岩神社への初詣ガイド【準備編】
ここからが肝心の御岩神社、初詣レポートです!
典型的なルートで参拝して来ましたので、流れなど一通り説明しますね。
元旦に初詣するならAM7:30到着ぐらいを目標に
御岩神社に元旦に初詣する場合、社務所が開く時間が午前8時(通常は午前9時)となるので、その時間に合わせて行くと良いです。
写真には駐車場の看板が見えますが、最も近いP1駐車場は非常に混雑するので、まず入れないと思っておいた方が良いかと思います…。
他の駐車場に車を停めることがになると若干歩きますので、午前7時30分到着ぐらいを目標に行くと良いでしょう。
御札を申し込む場合はまず記入所に
御札を申し込む場合は、社務所の対面に、写真のような御札申込み記入所が設けられていますので、ここでまず所定の用紙に記入します。
必要事項として、氏名と連絡先(電話番号)があればOK!
あとは御札の種類と、祈願したい項目を選びます。より子の場合は、もちろん『商売繁盛』を選択しました♪
申込用紙に記入が終わったら、社務所が開くまで並んで待ちます。
2019年元旦の現地気温は、マイナス3℃ぐらいでした。防寒対策はしっかり!
御岩神社の御札は、一番安い紙札が800円、木札は1000円、2000円、3000円、最も高価な5000円の4種類です。
※合格祈願は別途、1500円と2000円の2種類が用意されています。
『お金節約.com』編集部が時々お伺いする成田山新勝寺と比較すると、御札のお値段はだいぶお安い感じで有難いです!
御札のお支払いを済ませたら、山頂というか山腹のお社を目指して登ります。
下山した時には、御札の宛名も入っていて受け取って帰れる、という流れですね!
御札の受け取りは、もちろん出来上がるのを待ってその場で受け取るということも可能です。
御岩神社への初詣ガイド【参拝編】
御岩神社までは、山登りとは言わないまでも、丘を登るというぐらいの感じにはなります。
社務所から御岩神社の拝殿までの所要時間は、パンフレット等では片道約8分と案内されています。
実際は色々見ながら登っていくことになるので、それよりも2倍程度は時間がかかると思っておいた方が良いでしょう。
途中境内図などもありますので、道順は迷う心配は無いと思います。
参道の途中にトイレなども整備されていますので、その点も安心です♪
御岩神社の楼門
まずは御岩神社の楼門を目指します。
楼門は大仁王門とも呼ばれています。
大仁王門の名の通り、両脇には大きな仁王像が!
楼門を超えた所に、古札納所があります。
去年の御札を持っている人は、ここに納めるということですね。
参道には随所に灯篭が設置されていて雰囲気を出しています…。
古札納所を過ぎてしばらく参道を進むと、建物が見えてきます。
御岩神社の斎神社回向殿
御岩神社の斎神社回向殿に到着!
御岩神社へ向かう参道中盤の名所ですね。
斎神社回向殿は神仏習合の社です。
神仏習合、つまり神さまも仏さまも一緒にいらっしゃる社ということですね。
御岩神社の斎神社回向殿には『雲竜図』という天井画が書かれています。
『雲竜図』は2016年秋に行われた茨城県北芸術祭の出品作として、奈良県出身の画家、岡村美紀さんが描いたものです。このサイズだと、さすがにすごい迫力!
茨城県北芸術祭『アーティスト一覧 岡村美紀』
御岩神社の御神札授与所
御岩神社の斎神社回向殿付近には、「御神札授与所」という御札とかお守りとかの販売所が設置されています。
同じような販売所は入口の社務所にも設けられています。
カラー破魔矢には『金運の矢』もあり!もちろん購入!
御神札授与所の裏手には、トイレも設置されています。
トイレ内は空調が入っていないので寒いのは仕方が無いのですが、この種の野外トイレにしては、清潔感などもかなり頑張っている方だと思います。
トイレがきちんと整備されていることは、けっこう大きなポイントのはず…。
御岩神社は、かなり観光名所化が進んでいるのですが、トイレの整備はかなりプラスに働いているんじゃないかと思います!
御岩神社の拝殿
御岩神社の斎神社回向殿を過ぎて、さらに参道を進むと、御岩神社の拝殿が見えてきます。
まずは手水舎で清めましょう!
階段を昇ると、いよいよ御岩神社の拝殿が見えてきます。
すでに参拝者が列をなしていました。
二拝二拍手一拝で、しっかり参拝!
今回訪問したメインの目的、御岩神社の拝殿に寄ってみるとこんな感じです。
御岩神社の拝殿となりには、稲荷総社もあります。
だいこく神、ゑびす神がいらっしゃるので、こちらもしっかり参拝!
御岩神社への初詣ガイド【お買物編】
御岩神社では、おみくじ類などは、先の「御神札授与所」ほか、拝殿付近でも販売されています。
おみくじ以外のものについては、次のどちらかの場所で購入するかたちとなります。
- 入口にある社務所付近
- 斎神社回向殿ちかくの御神札授与所
御岩神社のおみくじ・絵馬など
御岩神社のおみくじは、100円~300円まで各種あります。
御岩神社の絵馬は、500円~700円です。
御岩神社の飲食スポット
御岩神社は観光地化が進行していて、飲食店とかカフェの出店もありました。
すべて移動販売車での提供ですね!
こちらはクレープ屋さん!お値段的にもお手頃なのでは…。
こちらはお肉系各種。神社だからお肉でもOKということなんでしょうねー
カフェの出店も。コーヒーの種類はかなり豊富でした!
御岩神社の社務所となりでも、甘酒とほうじ茶の無料サービスは実施されていました。
今回は、社務所前に並び始めてから、御岩神社の拝殿に参拝して、再び社務所に戻ってくるまでに約1時間かかりました。
もっとも、これは元旦特有の混雑の影響が大きいと思われ…。
通常時であれば、じっくり見ても30分~40分あれば十分ではないかと思います。
御岩神社へ初詣に行ってみました!まとめ
国内有数のパワースポットと呼ばれる御岩神社への初詣レポート、いかがでしたか?
- 御岩神社は常陸国最古の霊山にあり、近年パワースポットとしても人気急上昇中!
- 御岩神社はトイレなども整備されていて、誰でも参拝しやすい環境が整えられています。
- 社務所から御岩神社の拝殿までは片道約8分と案内されていますが、見所も多く、2倍程度は見込んでおくと良いかと思います。
- 御岩神社は観光名所化も進んでいて、移動販売車なども出店しています。
- 御札やお守りの価格などは、総じて良心的な設定になっていると思います。
御岩神社は、原始的なスピリチュアルな雰囲気と、トイレ等必要な設備は整備されている現代感のバランスが程よい感じです。
人気観光地となっていることも納得のおすすめスポットです。
本格的な登山というほどでは全くありませんが、登りみちになることは間違いありませんので、足腰に不安がある人はゆっくりじっくり登りましょう!
元旦早朝の初詣、心洗われる体験でした♪