7月5日~9日まで、成田山新勝寺では年一度のお祭り「成田山祇園会」が開催されます。
見逃せないのが、成田山祇園会の期間中は成田山奥之院が特別開扉されること!
成田山奥之院は普段は開かれることが無いので、成田山祇園会が年一度の機会なんです。
初日の今日、早速、成田山奥之院に行ってみました!
成田山祇園会は成田山新勝寺の宗教行事
成田山祇園会(なりたさんぎおんえ)は、成田山新勝寺の宗教行事で、不動明王の本地仏である、奥之院・大日如来の祭礼です。
一方、この時期の地域のお祭りとしては成田祇園祭(なりたぎおんさい)も開催されています。
最初に、成田山祇園会と成田祇園祭の関係を解説しておきますね。
成田山祇園会と成田祇園祭の関係
- 成田山祇園会:成田山新勝寺の宗教行事
- 成田祇園祭:成田山祇園会に合わせて開催される地域のお祭り
成田山祇園会(なりたさんぎおんえ)と成田祇園祭(なりたぎおんさい)の関係は、簡単に区分すると上記のようになります。
もともと成田山新勝寺の宗教行事「成田山祇園会」があり、そのタイミングに合わせて成田地域で開催されるのが「成田祇園祭」というかたちです。
一般的に見て、御輿などが練り出して、お祭り色が強いのは「成田祇園祭」の方ですね!
形式的には2つのお祭りは分かれていますが、成田市民や観光客からは、ほぼ同一のイベントとして認識されている状況です。
成田山祇園会の期間中は成田山奥之院が特別開扉
光明堂の裏手にある奥之院は石壁に囲まれた、奥行き11.15m、高さ1.65m、幅1.41mの洞窟で、その中に大日如来(不動明王の本地仏)が安置されています。成田祇園会の期間中にのみ開扉します。
(出典:成田山新勝寺『成田山祇園会』より)
成田山祇園会の期間中、見逃せないのが成田山奥之院が特別開扉されることです。
成田山新勝寺のご本尊は不動明王ですが、不動明王の本来の御姿である大日如来に、成田祇園会の期間中は直接参拝できるんです。
成田山奥之院は普段は閉じられているため、一年に一度の貴重な機会です!
特別開扉期間
- 7月5日(金)5:30〜20:00
- 7月6日(土)5:30〜22:00
- 7月7日(日)5:30〜22:00
- 7月8日(月)5:30〜16:00
- 7月9日(火)5:30〜16:00
成田山奥之院への行き方ガイド
ここからは、成田山奥之院への行き方について写真を交えて解説します。
景観が楽しめて、最も分かり易いルートを考えるとマップの数字順に進むかたちかと思います。
①まずは成田山新勝寺の総門から境内に
成田山新勝寺の総門から境内に入って行きます。しばらく直進です。
②仁王門から正面の階段を昇る
仁王門を過ぎて、大本堂の前まで昇って行きます。
③大本堂の前に出て左折
成田山新勝寺の大本堂の前まで来たら左折すると、西翼殿が見えてきます。
西翼殿を過ぎる所まで進みましょう。
④西殿を過ぎたら右折
西翼殿を通過したところで右手を見ると、赤い門が見えてきます。
この門をくぐって先に進みます。
階段を昇って奥之院の参道へ。
参道に入るとすぐ、正面に光明堂が見えてきます。
⑤光明堂に着いたら裏手に回る
光明堂の裏手に回るのですが、案内看板によると、左側から回るようにとのこと。
大日如来の御影札は、光明堂の正面では無くて、裏手の奥之院前で授けて頂きます。
⑥奥之院の入口に到着
光明堂の裏手に回るとすぐ、奥之院入口が見えてきます!
写真の★印位置で、大日如来の御影札と燈明を授けて頂けます。
ここから先、内部は撮影禁止ということでした。
右手に曲がって出口に出てきます。無事、参拝できました!
大日如来の御影札と燈明
奥之院入口前で授けて頂ける、大日如来の御影札(500円)と燈明(500円)。それぞれ、小袋も頂けます。
燈明は灯して参拝した後に、自宅に持ち帰って良いということです。
成田祇園祭も始まります!
奥之院の参拝を終え、総門から出ると、成田祇園祭の日程が掲げられていました。
いよいよ成田祇園祭も始まりますね!
成田山祇園会に合わせて成田山奥之院が特別開扉!まとめ
7月5日~9日まで、成田山祇園会に合わせて成田山奥之院が特別開扉されることをお伝えしましたが、いかがでしたか?
- 7月5日~9日まで、成田山新勝寺では成田山祇園会が行われます。
- 同じタイミングで成田祇園祭も開催されますが、形式的には2つのお祭りは分かれています。
- 成田山祇園会の期間中は、成田山奥之院が特別開扉されます。
- 成田山奥之院には、成田山新勝寺のご本尊不動明王の本来の御姿である大日如来が安置されています。
- 成田山奥之院は普段は閉じられているため、大日如来に直接参拝できる一年に一度の貴重な機会です!
成田山奥之院は、洞窟内の神秘的な空間でした。普段は閉じられていることもあり、貴重な体験になることは間違いありません。
成田山新勝寺のもっとも重要な場所の一つですから、きっと願いも叶うはず…。
一年に一度しかない成田山祇園会の機会に、ぜひとも訪問して見ることをおすすめします!