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もやしは安くて栄養豊富な野菜の優等生!【でも、もやし生産者の窮状に理解を求める声も…】

成田もやし
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編集部員ふみ子
編集部員ふみ子
『お金節約.com』編集部員「ふみ子」です。

お正月期間で増えてしまった体重を何とか落としたい…。

そこで思いついたのが『もやしダイエット』

でも、肝心のもやしが結構売切れていることが多いんですよね~

もやしについてのアレコレ、まとめてみました♪

もやしは安くて栄養もあるお野菜の優等生!

毎年この時期になると、お正月の影響が目に見えて現れてきてしまいます…。

  1. いろいろ食べ過ぎて体重が増えた!
  2. いろいろ遊び過ぎてお金が無い…。

この問題を同時に解決するのは『もやしダイエット』しかない!と思ったわけです。

おんなじことを考える人は、けっこうたくさんいると思うんですよね~

もやしは、見た目のインパクトが弱いこともあり、大した栄養が無いと思われがちですが、じつは栄養分も意外に豊富です!

もやしは主に3種類、メインは「緑豆もやし」

緑豆もやし 緑豆を原料とするもやし
大豆もやし 大豆を原料とするもやし
ブラックマッペもやし ブラックマッペを原料とするもやし

もやしは、主に穀類や豆類の種子を暗所で発芽させて、徒長軟化させたものです。

徒長軟化(とちょうなんか)とは、簡単にいうと軟らかくひょろっと伸ばすということですね!

原料とする種の違いによって、もやしの種類は大きく3つ(緑豆・大豆・ブラックマッペ)に分かれます。

スーパーの店頭などで一番見かけることが多いのは「緑豆もやし」ですね~

もやしのカロリーと栄養分

エネルギー 30 kcal
脂肪 0.18g
炭水化物 5.94g
蛋白質 3.04g
アスパラギン酸 0.479g
ほか 各種ビタミン

(生の緑豆もやし100gあたりの栄養価)

もやしは豆を発芽させることで、豆にはない新たな栄養素が生み出されます。比較的にタンパク質も豊富、各種ビタミン、食物繊維を含んでいるんです。

日露戦争では、日本軍は大豆からもやしを作る技術を知っていたので兵士のビタミンを供給でき、逆にもやしを知らなかったロシア軍は壊血病になって負けた、という説もあるとか。

また、第二次大戦中は、光のない環境でも簡単に栽培できるので、ビタミンが豊富なことから潜水艦の中でも栽培されたのだとか!

もやしのアスパラギン酸含有量はアスパラガスとほぼ同じ

緑豆もやし アスパラギン酸 0.479g
アスパラガス アスパラギン酸 0.508g

もやしの栄養素のなかでも、アスパラギン酸が多く含まれていることには要注目!

アスパラギン酸は、疲労回復や代謝の活性化などの効果がある栄養素で、アスパラガスに豊富に含まれることで知られています。

生のアスパラガス100gに含まれているアスパラギン酸は、0.508gですから…。もやしとほとんど同じ!

もやしとアスパラガスでは、お値段は全然違いますから…。

もやしのコスパが超良好なことが良く分かりますね!

栄養価の出典:Wikipedia『モヤシ』及び『アスパラガス

もやしの価格は安すぎる!?生産者の窮状を訴える声も

もやしは、どのスーパーで買っても、安くて助かりますよね。

もやしが一年中同じ価格で販売可能なのは、工場で栽培される「工場野菜」だからです。

でも、販売価格が生産コストを反映していないという問題もあるようなんですね…。

もやしの価格水準(成田市近郊)

ドン・キホーテ 19円
セイミヤ 25円
カスミ 29円

もやしは、単純に安いだけじゃなくて「いつでも」安いので、助かりますよね~

安くて低カロリーでも栄養豊富と、言うことナシの優等生です♪

ふみ子の生活圏だと、もやし1パックの価格はだいたいこんな感じです。

問題は供給の方なんですよね…。

当然と言えば当然なんですけれど、お安いお店から売切れていく感じです。

ドン・キホーテは常時品薄な感じ。

セイミヤとかも、平日だと仕事帰りの19時~20時ぐらいに寄ると、もう売切れていることが多いです。汗

もやしは工場野菜

もやしが一年を通じて、安定的に供給されて価格の変動も少ないのは、工場で栽培される「工場野菜」だからです。

もやし工場のほとんどは、年中無休・24時間体制で育成が行なわれています。

『もやし生産者協会』では、種子が育ち、もやしになって店頭に並ぶまでの主な流れをホームページで紹介しています!

もやし生産者の窮状に理解を求める声も

もやし生産者の窮状

もやしは、スーパーでも安売りの対象にされやすい野菜ですが、原料価格とか賃金などの生産コストは年々上昇しています。

2009年には全国で230社以上あった、もやしの生産者は100社以上廃業し、現時点では130社を切っている状況…。

2017年(平成29年)3月9日には、現状への危機感を訴える、『もやし生産者協会』の「もやし生産者の窮状について」という声明文が発表され、大きな話題になりましたね。

確かに安いお値段は魅力的なのですが、ちゃんと継続して生産できる販売価格も重要なのですよね…。

調べてみると、もやしは超コスパ良好な野菜でした!まとめ

もやしについて色々ご紹介してきましたが、いかがでしたか?

今回紹介したこと
  • もやしは、豆などの種子を発芽させて軟らかく伸ばした野菜です。
  • もやしには、種子によって、緑豆もやし・大豆もやし・ブラックマッペもやしの3種類があります。
  • もやしの栄養価は意外に高く、アスパラギン酸などは、アスパラガスとほぼ同じ量!
  • もやしは、野菜工場で生産される工場野菜なので、一年中安定した価格で供給可能です。
  • もやしはスーパーで安売りされることも多く、もやしの生産者が適正な利益を確保することが難しい状況も訴えられています。

安くて安全で、低カロリーで栄養価も高い!

調べてみると、もやしは野菜の優等生でした♪

でも、最近売切れていることも多いので、もやしの生産量って減ってない?と感じていたのですが…。実際に生産者さんは激減しているんですね…。

できるだけ安い価格を求める消費者のニーズもありますので、とても難しいところですが、生産者さんが無理をしないで済む状況には、改善されて欲しいと思います!

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