台湾国立故宮博物館の訪問記を数度にわたってレポートしてきましたが…。
フロアガイドと、撮影可能な主要展示物をご紹介しておこうと思います。
中国4千年の秘宝が展示されている台湾国立故宮博物館は見所も多く、いくら時間があっても足りないほど。
事前に、ある程度プランを立てておくことをおすすめします。
台湾国立故宮博物館の歩き方をまとめてみました!
【事前準備編】台湾国立故宮博物館に入館するまで
台湾国立故宮博物館に路線バスで行く場合は、この門をくぐって行くことになります!これまでの台湾国立故宮博物館についてのレポートを【事前準備編】としてご紹介しておきますね!
台湾国立故宮博物館に公共の路線バスで行く方法を解説
台湾国立故宮博物館に台北の路線バスでお安く行く方法については、こちらの記事を参考にして下さい。
台湾国立故宮博物館の音声ガイドの借り方・使い方
台湾国立故宮博物館の基本情報とか、音声ガイドの借り方・使い方については、こちらの記事を参考にしてください!
台湾国立故宮博物館の歩き方~基本的な流れ~
台湾国立故宮博物館の1F入口(右側)台湾国立故宮博物館の歩き方について、まずは基本的な流れを一通りご紹介しておきます。
※博物館の楽しみ方は人それぞれかと思いますので、あくまでも参考例として考えて頂けましたら!
【結論】最初に3階に昇って降りてくるかたちがおすすめ
台湾国立故宮博物館の入館口結論から言うと、台湾国立故宮博物館の歩き方については、入館したら最初に3階に登って、そこから2階、1階と降りてくるかたちがおすすめです。
順路的には、最初に1階のオリエンテーションギャラリーに入り、2階、3階と昇っていくように認識されているようです。(館内の皆さんもそのように動いていたので…)
ところが、1階から昇って行く流れだと、最後の3階の秘宝に辿り着くまでにかなり疲れてしまうと思うんですよね…。
最初に3階に昇って、2階、1階と降りてくるかたちをおすすめします!
【所要時間】できれば半日は日程を確保しておきたい
人類史を振り返ることになりますので、時間もたっぷり必要!台湾国立故宮博物館を訪問するなら、できれば半日は日程を確保しておきたい所です。それも、なるべくなら朝イチで訪問しましょう!
見所が多いうえに、音声ガイドの説明も面白く、ついつい見入って(聴き入って)しまいます。正直、時間はいくらあっても足りません。
音声ガイドの再生時間は3~5分程度なのですが、仮に平均4分としても、60分で消化できるのは15展示という計算です。主要展示だけで1日はかかってしまいます。
台湾国立故宮博物館を訪問するなら、できるだけ時間を確保しておきましょう!
【カフェを活用】台湾国立故宮博物館は当日限り再入館可能
台湾国立故宮博物館のミュージアムカフェ台湾国立故宮博物館は展示物が多いうえに、それぞれに見応えがあるので、それなりに体力を使います。
また、館内は飲食禁止(飲料も持込禁止)なので、館内の空調の関係もあって、長時間いるとけっこうのどが渇くんですよね…。
台湾国立故宮博物館は、チケットを無くさなければ、その日のうちは再入館可能です。
適当なタイミングで一旦博物館を出て、併設してあるカフェで休憩をとるなどしながら見学することをおすすめします。
【お土産は最後に】地下1階にミュージアムショップが併設
台湾国立故宮博物館のミュージアムショップ台湾国立故宮博物館の地下1階には、ミュージアムショップが併設されています。
行くといろいろお買い物したくなってしまいますので、最後に行くことをおすすめします!
博物館の内部にもギフトショップがあるのですが、そこでお買い物した場合は、一旦博物館を出た際にコインロッカーなどを活用すると良いと思います。
【意外に見逃せない】故宮博物館内の郵便局『故宮郵局』
台湾国立故宮博物館の郵便局『故宮郵局』台湾国立故宮博物館の地下1階には、郵便局が併設されています。
故宮博物館内の郵便局は『故宮郵局』として、故宮博物館をモチーフにした記念切手セットなども販売しています。
記念切手セットの図柄はとても綺麗で、切手ファンでは無くても見逃せません!
ミュージアムショップのすぐ隣にありますので、ぜひ行って見てください。
【豆知識】ミュージアムショップの活用方法
豆知識として、台湾国立故宮博物館のミュージアムショップの活用方法についてはお伝えしておこうと思います。
とくに事前のスタンプ帳購入は忘れずに!
【事前購入】スタンプ帳(無地のメモ帳)は入館前の購入がおすすめ
台湾国立故宮博物館のミュージアムショップで販売しているメモ帳(100元)ミュージアムショップには最後に行くと良いということをお伝えしましたが、一つだけ入館前の購入をおすすめしたいものがあります。
それは、スタンプを押すための『スタンプ帳』です!
ミュージアムショップでは、パスポートをもうちょっと縦長にしたぐらいのサイズの、無地のメモ帳を販売しています。写真のものは100元(1元=3.6円計算で約360円)でした。
本来は必ずしもスタンプ帳用途でつくられたものではなく、単なる無地のメモ帳なのだと思うのですけれど、サイズがちょうど良い感じなんです。
とくに自分用のスタンプ帳を用意していない人は、こちらを購入して入館することをおすすめします!
台湾国立故宮博物館の入口にあるスタンプ台台湾国立故宮博物館の入口にもスタンプ台が設置されています。入口のスタンプの種類は2種類でした。
台湾国立故宮博物館入口のスタンプは2種類ありました。
2種類ともゲット!入口だけでなく、台湾国立故宮博物館の中でもスタンプが置かれています。一部の展示室では、展示室の出口付近でスタンプを用意しています。
次の写真は展示室のスタンプの一部です!旅の記念にもなると思いますので、スタンプ帳をしっかり用意して、押し逃さないようにしてくださいね。
こちらは館内に用意されているスタンプ各種です。【最後に購入】ミュージアムガイドは購入しておくことをおすすめ
台湾国立故宮博物館ミュージアムショップの書籍売り場一方、最後の購入しておきたいもののご紹介ですが…。
台湾国立故宮博物館の『公式ミュージアムガイド』は購入しておくことをおすすめします!
台湾国立故宮博物館の公式ミュージアムガイドが販売されています。各国語版のなかに、日本語版も販売されています。
台湾国立故宮博物館の『公式ミュージアムガイド』、日本語版は950元(1元=3.6円計算で約3,420円)でした。
ちょっと高い気はしますし、実際に日本語版は、現地語版の3倍ぐらいのお値段なのですが、これは十分購入する価値があると思います!
「日本語版」も販売されています!
その他お土産はたくさん販売されていますので、お好みで…。台湾国立故宮博物館のミュージアムショップは、クレジットカードが使用可能ですので、予定外の出費があっても安心♪
クレジットカード決済も可能なので安心です!台湾国立故宮博物館の歩き方~有名展示物を紹介~
台湾国立故宮博物館のガイドマップここから先は、台湾国立故宮博物館の有名展示物を写真を中心にご紹介して行きます。
入口付近の色々な場所に、写真の『ガイドマップ』が置かれています。もちろん日本語版もありますので、そちらを確保してから館内を巡りましょう!
※記事の最後に【資料編】としてガイドマップの画像を掲載しておきました。
台湾国立故宮博物館の二大名宝「翠玉白菜」と「肉型石」
台湾国立故宮博物館の名宝「翠玉白菜」!!
イナゴとコウロギが葉に止まっているということですが…。
もう一つの名宝「肉型石」は残念ながら貸出し中でした…。玉の名品は「玉琮」と「玉辟邪」
玉の名品「玉琮」は筒状の玉器です。
「玉琮」の先端部分です。
「玉辟邪」は玉でつくられた神獣です。
「玉辟邪」は四方から見学することができます。青銅器の名品は「毛公鼎」と「嘉量」
実は「毛公鼎」の写真がどうしても見つからず…。すいません…。
こちらは同じく青銅器の名品「散氏盤」に刻まれている銘文の解説です。
青銅器の名品「散氏盤」、刻まれている銘文の歴史的価値が非常に高いとされています。
「散氏盤」は装飾も見事。
「嘉量」は古代中国の軽量標準器です。
「嘉量」は中央に大きな升と、左右に小さな升を備え、上下ひっくり返しても使用される計測器でした。陶磁器の名品は「汝窯青磁蓮花式溫碗」と「青花龍紋天球瓶」
「汝窯青磁蓮花式溫碗」はシンプルな美しさが際立つ青磁器です。
「汝窯青磁蓮花式溫碗」は茶碗大サイズですので、中もしっかり見えます。
「青花龍紋天球瓶」は似た文様の壺が多くて探すのに苦労しました…。
「青花龍紋天球瓶」には龍の紋様が!「灰陶加彩仕女俑」や「定窯 白磁嬰児型枕」などユニークな名品もたくさん
「灰陶加彩仕女俑」は陶器の俑です。
「灰陶加彩仕女俑」からは当時の宮廷仕女の雰囲気が伝わってきます。
「定窯 白磁嬰児型枕」は可愛らしい赤ちゃんの枕!台湾国立故宮博物館のマスコット的存在ですね!【資料編】『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ
『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ(表紙部分)
『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ(営業時間等)
『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ(B1F、1F)
『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ(2F、3F)
『台湾国立故宮博物館』日本語ガイドマップ(全体像)台湾国立故宮博物館の歩き方まとめ【フロアガイドと翠玉白菜など撮影可能な主要展示物を紹介!】まとめ
台湾国立故宮博物館の歩き方について解説してきましたが、いかがでしたか?
- 台湾国立故宮博物館は展示物が非常に多いです!見学に割く時間は、できれば半日は日程を確保しておきたい所です。
- とは言え、時間にも体力にも限りはありますので、基本的な歩き方としては最初に3階に昇り、そこから2階、1階と降りてくるかたちをおすすめします。
- チケットを保持していれば当日限り一旦退館は可能なので、ミュージアムカフェなどで時折休憩しながら巡りましょう。
- 地下1階にミュージアムショップが併設されていますが、スタンプ帳になるものは最初に購入して入館すると良いです。
- 最後に、台湾国立故宮博物館の公式ミュージアムガイドを購入しておくこともおすすめです!
今回の台湾国立故宮博物館への訪問は、入館料が無料となる世界観光の日に合わせて行ったため、館内は大混雑していました!
半日以上、一日未満というぐらいの時間を費やしたのですけれども、見切れない部分もたくさんありました。やはり、奥が深いです…。
気力・体力が充実している最初のうちに、台湾国立故宮博物館の二大名宝「翠玉白菜」と「肉型石」が展示されている3階を見学すること、ここがポイントかなと思います!
皆さんが台湾国立故宮博物館に訪問する際に、今回の記事が参考になったら嬉しいです♪
