日本茶の名店はたくさんありますが、京都の「一保堂」もその一つ。
最近では、自治体と協力して、日本茶の入れ方とか効用についての講習会を開催したりもしていますね!
日本茶の名店と言うと、高いのでは…。と思ってしまいますが、意外にオトクなものもあるんです。
とくに「いり番茶」は普段使いできる最強コスパが嬉しい逸品です!
日本茶の名店「一保堂」と、誰でも気軽に買える「いり番茶」をご紹介します♪
一保堂は300年の歴史をもつ日本茶の専門店
一保堂は、京都発祥の日本茶の専門店です。
創立は1717年(享保2年)ということですから、300年以上の歴史があるんですね!
一保堂の基本情報
店舗名 | 一保堂 |
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会社名 | 株式会社一保堂茶舗 |
創立 | 1717年(享保2年) |
改組 | 1964年(昭和39年)4月 |
本社所在地 | 〒604-0915 京都市中京区 |
事業内容 | 京銘茶の加工・製造及び小売 |
ホームページ | 一保堂茶舗 |
一保堂の創立は、創立は1717年(享保2年)。近江出身の渡辺利兵衛が、京都に、茶や茶器、陶器を扱う店「近江屋」を出店したのが始まりです。
近江屋のお茶は評判が高く、1846年(弘化3年)に山階宮家から賜った屋号が「一保堂」。一保堂には「茶一つを保つ」のという意味が込められています。
日本茶には、産地や製法によってさまざまな特徴がありますが、一保堂が扱うのは京銘茶。穏やかな香りと上品な甘み、まろやかな味わいが特徴。
一保堂では、木津川、宇治川両水系の気候で栽培され、宇治発祥の「宇治製法」でつくられたお茶を中心に取り扱っているんです!
一保堂の路面店舗は2店舗だけ
- 京都本店
- 東京丸の内店
現在では、一保堂の京銘茶は多くの有名百貨店・デパートで販売されているのですが、独立した路面店舗は、京都本店と東京丸の内店の2店舗のみです。
この2店舗では、京銘茶の販売だけでなく、「喫茶室嘉木」という喫茶スペースが併設されていて、その場で淹れたてのお茶を楽しむことができます!
また、お茶の淹れ方教室など、総合的に日本茶のことを学ぶことができる場にもなっています。
一保堂の路面店舗、京都本店と東京丸の内店では、買う・楽しむ・学ぶと3点セットで総合的に日本茶を体験できるスペースになっているということですね♪
一保堂「東京丸の内店」を訪問
今回は、一保堂の東京丸の内店に行ってきました!
一保堂「東京丸の内店」の基本情報
店舗名 | 一保堂 東京丸の内店 |
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住所 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 丸の内仲通り 国際ビル1階 |
営業時間 | 11:00~19:00(喫茶室「嘉木」は18:30ラストオーダー) |
定休日 | 無し(年末年始を除く) |
店舗ホームページ | 一保堂 東京丸の内店 |
一保堂「東京丸の内店」は、丸の内を南北に走る仲通り沿いにあります。東京の中心地で、各地下鉄路線も数多く通っている立地ですので、交通機関のアクセスは非常に良好です。
皇居にほど近いという立地条件もあり、外国人観光客も非常に多く見られました。日本茶を体験できるスペースとして大人気のようです!
一保堂「東京丸の内店」の喫茶室「嘉木」で抹茶体験
お買物の前に、まずは併設されている喫茶室「嘉木」で抹茶体験!
お値段はそれなりにしますので、ちょっぴり覚悟は必要…。
今回は抹茶のなかで、それなりにミドルレンジ?と思われる、青雲(普通)1,188円を注文して見ました! ※濃い目は1,620円です
しばらく待つと、青雲(普通)が到着!
香りが素晴らしいです!抹茶の味も、苦みの中にも爽やかさもあり、とっても美味しい♪
トレイの「一保堂」焼き印にも歴史を感じますね~!
一保堂「東京丸の内店」でお買物
抹茶体験が終わったら、いよいよお買物です!
こちらもやはり、お値段はそれなりにいたします…。
煎茶だとこのあたりが最もお手頃な商品のようです。
とはいえ、もちろんお手頃価格の商品もあります!
むぎ茶411円、たぶんこれが一番お安い商品だったかと思います。
その隣に見えるのが、「いり番茶」648円、こちらはティーバッグ入りですね。
「いり番茶」茶葉150g入り432円を発見!じつは…。
そう命令お願いされていたんです…。自分用にも購入して、お買物完了♪
一保堂の「いり番茶」を実際に淹れてみました
「いり番茶」とは、玉露や抹茶になる茶葉を摘んだあと、茶畑に残った前年から大きく成長した葉を刈り落として蒸したものです。
蒸した後に、揉まずに葉が開いた状態で乾燥させて保存するために、見た目的には落ち葉のようにも見える独特の姿になるんですね。
出荷直前には、3分ほど強火で炒って仕上げ。芳ばしい香りはここで際立つわけですね。
「いり番茶」は、カフェインやタンニンの量も少ないという特徴があります。昔から京都では赤ちゃんとか病気の人にも良いお茶と伝えられているそうです!
一保堂の「いり番茶」を実際に淹れてみましたので、実際に購入する際の参考にしてみて下さいね♪
一保堂の「いり番茶」のパッケージ
一保堂の「いり番茶」は、紙パックにこんな感じの簡易包装をしてくれます。
この包装用紙もなかなか味があって良いですよね♪
パッケージはかなり大きいです。150gパックで、縦にほぼ30cmあります。
すごく率直に言うと、なかに茶葉というよりは、落ち葉が詰まっているという見た目の感じなので、かさばるということが影響しています。
4月6日購入で、賞味期限が5月26日ですから、約50日間ですね。
2か月以内には飲み切ると思っておけば大丈夫でしょうか?
パッケージ背面には、「いり番茶」の淹れ方が解説してあります。一般的な急須で淹れる場合には、お湯400mlの場合で、茶葉10g、熱湯を入れて約10分待ちます。
一保堂の「いり番茶」はスモーキーな感じがとてもイイ!
これが一保堂の「いり番茶」の茶葉です。…ほとんど落ち葉にしか見えないですよね。汗
この茶葉が入っているから、パッケージがとても嵩張るんですね。
あと、この茶葉の段階から、すっごいスモーキーな香りがします!
いよいよ「いり番茶」を淹れていきます。まずはティーポッドに茶葉を投入!
そこに熱湯を注いで10分待ちます。最初のうちは、茶葉が浮いているのが分かるでしょうか…。
10分経過!意外に感じましたが、10分経っても、色的には大きな変化は現れませんでした。淡い感じのお茶色のまま、ですねー
10分経つと、熱湯も程よい温度になっていて、すぐに「いり番茶」を楽しめます。
香りだけでなく、味もすっごくスモーキー!
例えが良いかどうか分かりませんが、普通の日本茶がジャパニーズウィスキーとすると、「いり番茶」はアイラウィスキーぐらいの濃厚なスモーキーテイストです!!
これ、本当に美味しいと思いました。もう普段使いのお茶は、一生これでイイ!と思えるぐらいに…。
これで150g入り432円なら、もう何も言うことはありません。コスパも最高!
お手頃価格で美味しいお茶を探している人には絶対おすすめです!
一保堂の「いり番茶」は普段使いできる最強コスパが嬉しい!まとめ
日本茶の名店「一保堂」で抹茶を体験!商品のお値段はそれなりにしますが、お手軽価格の「いり番茶」もあることを紹介しましたが、いかがでしたか?
- 一保堂は、京都発祥の日本茶の専門店です。
- 一保堂の創立は1717年(享保2年)、300年以上の歴史があります。
- 一保堂の路面店舗は、京都本店と東京丸の内店の二店舗のみです。
- この二店舗には、店内で抹茶を体験できる「喫茶室嘉木」が併設されています。
- 商品の値段はそれなりにしますが、なかにはお手頃価格の「いり番茶」もあるんです!
今回初めて一保堂に行ってみましたが、とっても楽しめました!
その場で抹茶を飲むこともでき、その他の日本茶も色々試飲することができますので、体験型の店舗として非常に魅力的。外国人観光客に大人気なのも納得です!
お手頃価格の商品もちゃんとあり、そのなかでも「いり番茶」は非常におすすめ!正直なところ、これを飲まなかったら人生損しているぐらいの逸品ではないかと…。
日本茶好きならぜひ一度「一保堂」に行ってみることをおすすめします♪