前回は、東京中央郵便局で「天皇陛下御即位記念」の特印(手押し)を押してもらえたところまでお伝えしました。
そして、東京中央郵便局の特印(押印機)を確保するためには、京橋郵便局内の「記念押印特設会場」に行かなければならないことを知り…。
もちろん即行ったのですけれど、ものすごい混雑!!
ココが本命の会場だったのだ、ということを身をもって知ったわけです…。
特印確保までの顛末記その③レポートです♪
東京中央郵便局で「天皇陛下御即位記念」の特印(手押し)を確保
2019年10月18日、「天皇陛下御即位記念切手」と「天皇陛下御即位記念切手帳」が発売され、同時に特定の郵便局での記念押印を実施。
東京中央郵便局にて「天皇陛下御即位記念切手帳」を購入した後、特印を押してもらおうとしたところ、特印(手押し)については対応してもらえましたが、特印(押印機)については、京橋郵便局に行く必要があることを把握。
というところまでが前回のレポートでした。詳しくはこちらの記事にて♪
東京中央郵便局の「記念押印特設会場」は京橋郵便局内に設置
諸々ありまして、京橋郵便局に到着!
郵便窓口で記念押印について伺うと、5階に特設会場が用意されているということでした。午後13時過ぎでしたが、「まだやっているとは思う」的な微妙に不安も感じる案内ではありつつも、とにかくも入口を探すことに…。
京橋郵便局の5階が「記念押印特設会場」
京橋郵便局の5階が「記念押印特設会場」になっているのですが、入口はかなり分かり難いです。
京橋郵便局の地下鉄東銀座駅側の奥、写真の矢印部分にビルの入口があるので、そこから建物内に入る必要があります。
近くまで寄れば、看板が出ているのでここが入口だということが分かります。
宮内庁印目当ての人で「記念押印特設会場」は大混雑
入口さえ見つけてしまえば、途中は順路も示されていますので「記念押印特設会場」までは間違いなく辿り着くことができます。
「記念押印特設会場」は既に大混雑!屋根が高い体育館的なスペースでしたが、約3分の1ぐらいが人の列で埋まっている状況でした。
一見してどう考えても30分程度で終わる状況ではありませんでした…。
長期戦になることが明らかでしたので、一旦会場を出てペットボトルのお茶を購入。トイレとか諸々済ませて列に並び始めました。
最終的に一度目の押印まで、約2時間ほどかかりましたね…。
これは結構重要なポイントですが、この種の長時間並ぶことが必要となるイベントは、飲料を確保してトイレとかを済ませてから列に並ぶこと。これが必須かと思います。汗
約3時間ほどかかり各種記念印を確保
「記念押印特設会場」内の配置は、今回は、向かって右側で東京中央郵便局、左側で宮内庁内郵便局の記念押印が行われ、それぞれ特印(手押し・押印機)・黒活ハト印が用意されていました。
東京中央郵便局の記念押印、宮内庁内郵便局の記念押印は、それぞれ別の列に並ぶ必要があります。希少性を考えて、宮内庁内郵便局の記念押印の列に先に並びました。
- 宮内庁内郵便局の記念押印に約2時間
- 東京中央郵便局の記念押印に約1時間
列に並んでから実際に押印していただくまでの所要時間は、それぞれ、ざっくりこのぐらいかかりました…。やはり、宮内庁内郵便局の記念押印は大人気でした!
「天皇陛下御即位記念」の記念印の御姿
京橋郵便局の「記念押印特設会場」で確保できた主な記念印を写真でご紹介しておきます!
【備忘録】記念押印のルールとして分かったこと
今回は手探り状態のなかでの記念押印で、右往左往してしまう局面も多くありました…。
記念押印のルールとして分かったことを備忘録的にまとめておこうと思います。
【ルール①】東京中央郵便局の押印は京橋郵便局の特設会場で実施
切手発行日の東京中央郵便局における押印は、東京中央郵便局窓口等では行わず京橋郵便局内に東京中央郵便局の記念押印特設会場を開設して実施します(局名表示は「東京中央」です。)。
(出典:日本郵便の特殊切手発行案内より)
最重要なのはこの点ですね。「天皇陛下御即位記念」の特殊切手だけでなく、他の特殊切手でも同様の対応となっています。
切手発行日の東京中央郵便局における押印は、①東京中央郵便局窓口等では行わず、②京橋郵便局内に東京中央郵便局の記念押印特設会場を開設して実施されます。
その際は、京橋郵便局の5階が「記念押印特設会場」となっています。
【ルール②】黒活印まで全て収集するなら午前中に訪問する必要がある
今回は特印の方にしか注意をしていなかったのですが、黒活印(和文ハト印・機械ハト印)まで完全に収集する場合は、午前中に「記念押印特設会場」を訪問する必要があります。
黒活印(和文ハト印・機械ハト印)の押印は、9:00~12:00までとされていますので、全て収集することを目指すなら注意が必要です。
【ルール③】記念押印は第二種郵便物(はがき)の最低料金を満たす必要がある
記念押印を押してもらうためには、第二種郵便物(はがき)の最低料金を満たす必要があります。つまり消費増税後の新料金で言うと、63円分のはがき、又は相当量の切手が貼られている必要があるということです。
※最低でも63円分の切手が必要と言う意味で、記念切手の84円切手などはもちろん大丈夫です。
1円切手を100枚別々に台紙に貼って、100個の記念押印を貰うなどという方法は取れないということになります。
多くのブログ等でそのように解説されているのですが、日本郵便の公式ホームページでどこに解説されているのかは発見できませんでした。
【未検証事項】東京中央郵便局の特印(手押し)押印対応
東京中央郵便局では「ゆうゆう窓口」にて、特印(手押し)の押印対応を行っていましたが、いつも実施しているものなのかは正確には分かりませんでした。
この流れを見ると、特殊切手発行時にはいつも行っている対応のようには思えるのですが、正確には未確認です。
※後日検証しようと思っています…。
【問題点】郵便局側の案内が不統一
今回、郵便局の窓口でも色々質問したのですが、なかなか十分な回答を得ることができず、混乱する要因の一つとなりました。
体験したところでは、次のような状況が見られました。
- 東京中央郵便局では、6番窓口受付なのか、ゆうゆう窓口受付なのか、局員自身も十分把握していないような発言が聞かれました。
- 京橋郵便局では、昼過ぎの段階で「記念押印が終わっているかも」という言葉も聞かれました。(後から考えれば、ハト印押印は終了という意味にも受け止められますが)
- 京橋郵便局の「記念押印特設会場」では、ハト印受付終了後も待機列に並ぶのは受け付けていて、一部切手ファンがクレームする状況になっていました。
この他、京橋郵便局の「記念押印特設会場」では、事業者(商売として押印を取り次いでいると思われる人)が長時間押印スタッフを占有してしまい、待機列を長引かせる結果になっている状況も目にしました。
押印スタッフは複数人いるので完全に待機列の流れが止まることは無いのですが、最長1時間ぐらい押印スタッフを占有している事業者もいて、一般利用者がなかなか進んで行かない要因の一つになっていたんですね。
事業者を制限するなどの交通整理を郵便局側で行っていないことも、影響していたかと思います。(他のイベントでは制限している事例もあるとお話されている切手ファンもおられましたが)
ひとことで言うと、かなり混沌としていたのです…。
総合的に、初めて記念押印を求める人にとっては、かなりハードルが高い状況になっているように感じました。
東京中央郵便局の「記念押印特設会場」は京橋郵便局の5階!【特印確保までの顛末記その③】まとめ
京橋郵便局の「記念押印特設会場」で、東京中央郵便局および宮内庁郵便局の記念押印を頂いてきた顛末をレポートしましたが、いかがでしたか?
- 2019年10月18日、「天皇陛下御即位記念切手」と「天皇陛下御即位記念切手帳」が発売、同時に特定の郵便局で記念押印を実施。
- 切手発行日の東京中央郵便局における押印は、東京中央郵便局の窓口等では行わず京橋郵便局内に東京中央郵便局の「記念押印特設会場」を開設して実施しています。
- 京橋郵便局の「記念押印特設会場」は5階にあるのですが、入口が分かり難い場所にあるので注意してください。
- 今回は単に切手発行日の特印を求める人だけでなく、宮内庁郵便局の記念押印を求める人が重なり会場は大混雑に!
- 京橋郵便局の「記念押印特設会場」の現場はかなり混沌としている感もありました。事前の情報収集は重要です!
最初の動きからは、ほぼ丸一日を費やすことになってしまったのですが、当初の目的である記念押印は無事いただくことができました。
切手ファンの方はまた違うのかもしれないのですが、個人的には、「天皇陛下御即位記念」の特印(押印機)がものすごく精緻なことに感動!
その一方で、初めて記念押印を貰おうと考えている人が、独力で目的を達成することは相当ハードルが高いなと…。率直にそういう印象も持ちました。
今回はいくつか未検証の課題を残してしまったのですが、未確認事項を調査したうえで【完全版】的に記念押印のガイド記事を用意したいと思います。
いずれにしましても、京橋郵便局の「記念押印特設会場」に参加された皆さま、運営スタッフの皆さま、お疲れさまでした♪