大学入試というと、遠い昔を思い出してしまいますが…。汗
2019年の大学入試センター試験は、1月19日~20日の日程で実施。
受験生とご家族の皆さんは、最後の追い込みどころですね!
ところで…。2020年度からは『大学入学共通テスト』に移行することをご存知でしたか?
センター試験から大学入学共通テストへ、大学入試制度の変化についてご紹介します!
大学入試センター試験は2019年度(来年)で終了!
明日から大学入試センター試験ということで、ニュース報道も多くなってきましたが…。
約30年に渡って実施されてきた大学入試センター試験は、2019年度(来年)で終了となります。
受験生のお子さんがいる家庭でなければ、なかなか気がつく機会も無いと思いますので、改めてお知らせしますね。
大学入試センター試験の歴史
1979年~1989年 | 大学共通第1次学力試験(共通一次) |
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1990年 | 第1回大学入試センター試験実施 |
1997年 | 外国語に「中国語」を導入 |
2002年 | 外国語に「韓国語」を導入 |
2006年 | 外国語の英語に「英語(リスニング)」を導入 |
2020年 | 第31回大学入試センター試験実施 ※最終実施 |
大学入試センター試験は、それまで共通一次と呼ばれていた試験を「改称」したものですので、約40年の間、基本的に同じ仕組みで実施されてきたことになります。
大学入試センター試験としては、1990年が第1回となりますが、学習指導要領の改定に伴い、細かな変更が繰り替えされてきました。
大きな流れとしては、外国語試験の試行錯誤が目立ちますね。
大学入試センター試験に、すでに「中国語」とか「韓国語」が導入されていることをご存知でしたか?
大学入試センター試験の後継となる『大学入学共通テスト』でも、外国語試験についての議論が焦点となりました。
共通一次・大学入試センター試験はマークシート方式
共通一次および大学入試センター試験の特徴は、マークシート方式が導入されたことでした。
全国一律の日程で、大量の受験生の試験回答を処理する必要に迫られたわけですから、電算処理ができるマークシート方式の導入は必須だったわけですよね…。
とは言え、画一的な回答を求めるマークシート方式の弊害もさまざまに指摘されてきました。
知識詰め込み型の教育になりがちではないか、マニュアル人間を生み出す温床となっているのではないか、等々…。
良くも悪くも、大規模に実施される入学試験制度は、社会のあり方にも一定の影響を与えるものなのかも知れませんね。
平成31年度大学入試センター試験の日程・志願者数
試験日 | 2019年(平成31年)1月19日(土)~20日(日) |
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追試験・再試験日程 | 2019年(平成31年)1月26日(土)~27日(日) |
志願者数 | 576,829人 |
対前年比 | 5,842人減少(1.0%減少) |
平成31年度大学入試センター試験は、2019年1月19日~20日に実施。
日本全国で、約57万7千人が受験する超大型テストです!
大学入試センター試験は、私立大学の参加も年々増加していますので、少子高齢化のなかでも毎年約60万人前後の受験者数をキープしています。
今年のセンター試験については、とくに1月20日(日曜日)の天候が心配されているようですね…。
何とか穏やかな天気で、受験生の皆さんが、試験に集中できるよう祈っています!
大学入試センター試験は今回が最終回ではないので要注意!
大学入試センター試験は、2019年度で終了。2020年度から『大学入学共通テスト』に切り替わります。
勘違いしてしまいがちですが、今回が最終実施ではありません。
2020年1月に実施される第31回大学入試センター試験が、最終回なんです。
大学入試センター試験が終わるとなると、ちょっと感慨深いものがありますね…。
2019年1月19日~20日の大学入試センター試験は「平成最後のセンター試験」ではありますが、最後のセンター試験では無いんです。最終回は来年。ココ、間違えないようにしてください!
2020年度から『大学入学共通テスト』を実施
2020年度から実施される『大学入学共通テスト』は、記述式問題が導入されることが最大の特徴です。
英語については、大学入試センター試験の「読む」「聞く」の2技能評価に加えて、「話す」「書く」も含めた4技能が評価の対象となります。
『大学入学共通テスト』では記述式問題が復活
『大学入学共通テスト』では、2020年度の初回実施から、数学と国語の一部で記述式問題が復活します。
2025年度からは、それ以外の科目にも拡大予定となっています。
『大学入学共通テスト』では英語を話す能力も必要
『大学入学共通テスト』では、英語を話す能力も求められるようになります。
民間の資格・検定試験との併用も可能になり、実用英語技能検定(英検)、TOEIC、TOEFLなどが認められる方向です。
『大学入学共通テスト』導入の影響は高校の教育現場にも?
『大学入学共通テスト』の導入で、長期的にはより望ましい試験制度に変わっていくことも期待されますが、過渡期の受験生にとっては大変ですよね…。
高校の教育現場もかなり大変なのではないかと思います。
現在の高校一年生からは、『大学入学共通テスト』に備えた学習が必要となるわけですから、現在の高校では、学年によって異なる試験を目指している状況ですよね。
- 3年生は『大学入試センター試験』
- 2年生は『大学入試センター試験』
- 1年生は『大学入学共通テスト』
1月19日からセンター試験を受験する3年生は、仮に浪人したとしても、来年もセンター試験ですから何とかなるかも知れません。
現在の1年生は、『大学入学共通テスト』のことだけを考えればよいから、これはこれで割り切りも効くかも。
一番つらいのは現在の高校2年生ですよね…。
現役で受験する時はセンター試験対策、もし浪人してしまったら、『大学入学共通テスト』の対策が必要に!
受験生となる皆さんは本当に大変かと思いますが、ぜひ頑張って欲しいです。
平成最後のセンター試験が1月19日~20日に実施!まとめ
平成最後の大学入試センター試験と、後継の『大学入学共通テスト』についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
- 大学入試センター試験が、2019年1月19日(土)~20日(日)の日程で実施されます!
- 今回の大学入試センター試験は「平成最後の大学入試センター試験」です。
- 大学入試センター試験そのものの最終回は、来年2020年1月です!
- 2021年1月からは『大学入学共通テスト』が導入されます。
- 『大学入学共通テスト』では記述式問題が復活して、英語の話す能力も求められます!
新しい『大学入学共通テスト』によって、また社会も少しずつ変化していくのだろうと思いますが、ぜひ、より良い方向への変化であってほしいですね!
受験生の皆さん、ご家族の皆さんは、いまが一番大変な時期かもしれませんが…。
受験生の皆さんが、自分なりのベストが尽くせるよう、『お金節約.com』編集部としても応援しています!