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第155回日商簿記試験(6月14日実施予定)が中止となることが決定【各種試験の現在の状況】

第155回日商簿記試験(6月14日実施予定)が中止となることが決定
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編集長より子
編集長より子
『お金節約.com』編集長「より子」です。

2020年5月8日、日本商工会議所は、6月・7月に実施予定としていた商工会議所全国統一検定試験の中止を発表。

この決定に伴い、6月14日実施予定だった第155回日商簿記試験も中止となります。

新型コロナウイルス感染症対策のため、止むを得ない措置となりますが、多くの人に影響を与える決定のように思います。

第155回日商簿記試験(6月14日実施予定)が中止となったことをお伝えします。

5月実施予定の資格試験は延期・検定試験は中止に

新型コロナウイルス感染症対策の一環で、実施が予定されていた各種試験の日程について、延期または中止とする動きが相次いでいます。

延期と中止では意味合いが大きく異なりますが、5月予定の各種試験の対応状況を見ると、原則的な流れはある程度把握できます。

  • 資格試験は延期とする(この先のどこかの時点で実施する)
  • 検定試験は中止とする(日程を変えての実施はしない)

おおきくはこの区分で対応がなされています。

5月実施予定の各種試験の対応状況

  • 司法試験予備試験短答式(令和2年5月17日予定)延期
  • 弁理士試験(令和2年5月17日予定)延期
  • 公認会計士試験短答式(令和2年5月24日予定)延期
  • FP技能検定試験2級・3級(令和2年5月24日予定)中止

5月実施予定の司法試験予備試験が延期となったのは大きく報道されましたね。

5月の各種試験の対応状況を見ると、資格試験は延期、検定試験は中止とすることが原則的な流れとなっていることが分かります。

6月14日実施予定の第155回日商簿記試験は中止に

6月に実施される各種試験の中では、簿記検定試験が最も大規模なものとなり、実施されるかどうかが注目されていましたが…。

結果としては、5月8日に日本商工会議所が判断を示し、6月・7月に実施予定としていた商工会議所全国統一検定試験を中止することを発表。

6月14日に予定されていた、第155回日商簿記試験も中止となりました。

※6月21日実施予定の第47回ビジネス実務法務検定試験も中止となっています。

延期では無く中止ですから、受験希望者は、原則的には11月実施予定の次回156回試験を目指すということになります。

簿記検定試験は大学入試の推薦要件としているケースもありますので、今回の中止判断は、かなり多方面に影響を与えるのではないかと思います。

7月以降実施予定の各種試験はどうなる?

2020年6月・7月実施 商工会議所全国統一検定試験は中止となりましたが、気になるのは、7月以降に実施が予定されている他の試験の動向です。

とくに語学(英語)検定試験と、国家資格試験について、現状をまとめてみました。

語学検定試験は英検とTOEICで同じような対応状況

  • 英検は、5月末実施の当初予定を、6月末実施に変更
  • TOEICは、5月までの試験を中止、6月実施分については対応中

語学検定試験については、英検とTOEICで、試験を実施可能なタイミングの判断については、ほぼ同じような対応がとられています。

英検については、5月29日~31日実施の当初予定を、6月28日実施(他日程あり)に変更して実施する方針としています。

TOEICについては、3月~5月までの試験は全て中止とすることを決定。6月実施の試験については、中止決定となったものが生じている状況です。

7月以降に予定されている資格試験日程

  • 司法書士試験(令和2年7月5日予定)
  • 社会保険労務士試験(令和2年8月23日予定)
  • 宅地建物取引士試験(令和2年10月18日予定)
  • 行政書士試験(令和2年11月8日予定)

各種資格試験については、毎月のように実施される予定となっています。

とくに、7月5日が試験日となっている司法書士試験が当初予定通りに実施できるのかどうかについては注目されます。

司法書士試験を管轄する法務省では、実施の可否を判断することが困難なため、受験申請の受付期間を延長することを発表。現時点での受験申請は控えるように要請しています。

【5月18日続報】令和2年度司法書士試験は延期(期日未定)

5月18日、法務省は、令和2年度司法書士試験を延期とすること、現時点では試験実施日を具体的に確定できないことを公表しました。

  • 令和2年度司法書士試験は延期
  • 令和2年7月5日に実施されることは無い
  • 試験日を何月何日に延期するかについては現状未定

ということになります。

受験を予定していた人にとっては、悩ましい状況になってきましたね…。法務省では、具体的な試験日程が決まり次第、法務省のホームページで公開するとしています。

第155回日商簿記試験(6月14日実施予定)が中止となることが決定【各種試験の現在の状況】まとめ

第155回日商簿記試験(6月14日実施予定)が中止となることが決定したことをお伝えしました。

今回紹介したこと
  • 2020年5月8日、日本商工会議所は、6月・7月に実施予定としていた商工会議所全国統一検定試験の中止を発表。
  • この決定に伴い、6月14日実施予定だった第155回日商簿記試験も中止となります。
  • 5月予定の各種試験の対応状況を見ると、資格試験は延期、検定試験は中止とする流れであることが分かります。
  • 語学検定試験については英検とTOEICで、試験の実施タイミングについてはほぼ同様の対応をとっています。
  • 7月以降の資格試験については、司法書士試験において現時点での受験申請は控えるように要請するなど、予断を許さない状況です。

予定していた試験が中止とか延期になるのは、受験者にとっては非常に影響が大きいことですよね。受験者全員が同じ状況となりますし、止むを得ない所もありますが…。

各種試験の今後の日程については、緊急事態宣言の解除タイミングによっても大きく左右されると思います。

これから受験を検討する人は、試験日程を十分ご確認ください!