新型コロナウイルス感染症の拡大が、私たちの生活にも大きな影響を与えていますね。
とくに海外旅行は当面は難しい状況になってきています。そもそも、飛行機も欠航が増えていますし…。
せっかく貯めたマイルをどうしたら良いの?
飛行機のチケットに交換しても仕方が無い状況ですから、悩んでいる人も多いのでは無いでしょうか。
今回は、ANAマイルをAmazonギフト券に交換する方法を解説します!
新型コロナウイルス感染症の拡大が航空業界を直撃
新型コロナウイルス感染症の拡大が航空業界を直撃しています。
『お金節約.com』編集部は千葉県成田市にあるのですが、成田空港でもフライトボードに「欠航」の表示が目立つ状況です。感覚的には、半減以下になっているのでは…。
貯めたマイルをどうしよう?
多くの人が悩んでしまうのではないかと思います。
当面はマイルを特典航空券に換えても仕方が無い状況
マイルを特典航空券に換えて、どこかに旅行に行こう!
普段ならそう考えることもできますが、今は飛行機で旅行に行ける状態ではありません。
3月18日には、外務省が全世界に対して全世界に対して感染症危険情報(レベル1)を発出。ごく常識的に考えると、ビジネス出張では無く、観光旅行で海外に渡航するのはかなりハードルが高い状況です。
そして、この状況がいつまで続くのかが分かりません…。何となく長期戦になりそうだ、ということは多くの人が感じているでしょう。
貯まっているマイルの使い道が無いまま失効してしまうのでは?
そう危惧する人のために、航空会社も不安を解消する対策を示し始めています。先頭を切るかたちで、3月19日にはANAがマイルの有効期限を1年間延長することを公表しました。
ANAはマイル有効期限を1年間延長することを決定
延長対象 | 2020年3月31日(火)~2021年2月28日(日)までに有効期限を迎えるANAマイル・ANA SKYコイン |
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延長期日 | 2021年3月31日(水)まで有効期限を延長 |
ユーザー申請等 | 自動対応(ユーザー側での申請必要無し) |
備考 | 有効期限を迎えたマイル・ANA SKY コインは一度失効となり、翌月下旬頃に、2021年3月31日(水)の有効期限として同数のマイル・ANA SKY コインを積算処理することで対応 |
ANAが発表している内容を簡単にまとめてみましたが、ANAマイルを貯めている人にとっては、かなり有難い内容では無いかと思います。
マイルの管理画面からは一旦消えて、復活するまでのタイムラグはあるものの、自動処理してくれますので、とくに手間はかかりません。3月末失効分からの対応ですが、
向こう1年間はANAマイルの失効は無い
こう言って良いかと思います。
ただし、2021年3月末に1年分のマイルが有効期限を迎えることになるので、使用用途はあらかじめ考えておいた方が良さそうです…。
提携ポイントへ交換するなら3月末までに実施すべき
ANAマイルについては、向こう1年間はマイル失効が回避されたのは有難いのですが、とはいえマイルの使い道については考えておく必要はあると思います。
1年後に何の問題もなく海外旅行できる状況になっているかどうか分かりませんから…。
色々なことを考え合わせると、一定のマイルは提携ポイントに交換して現金化しておこうと考える人も出てくるのではないかと思います。
ANAマイルは提携ポイントに交換可能
nanacoポイント | 10,000マイル⇒nanacoポイント10,000ポイント |
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Tポイント | 10,000マイル⇒Tポイント10,000ポイント |
楽天ポイント | 10,000マイル⇒楽天ポイント10,000ポイント |
iTunesギフトコード | 10,000マイル⇒10,000円分のiTunesギフトコード |
ヤマダポイント | 10,000マイル⇒ヤマダポイント10,000ポイント |
ANAマイルは、交換可能な提携ポイントも多いのが特徴です。
代表的な提携ポイントをいくつか表にしてみましたが、主要ポイントサービスの多くをカバーしていることが分かります。
交換レートが「1ANAマイル=1円」となっているのは正直悩ましいところです…。
特典航空券と交換する場合よりもだいぶ目減りしてしまう感じはあるのですが、近距離路線で利用するケースが多いなら、LCCに乗ることを考えれば、単純な移動コストとしては「1ANAマイル=1円」でも別に極端に損している気もしません。
例えば、東京(羽田・成田)~大阪(伊丹)はレギュラーシーズンで往復12000マイルなのですが、LCC便の関空発着なら、12000円で往復できる可能性は高いと思いますし。
こうした点も考慮した上で、提携ポイントに交換するかどうかを検討して見ると良いと思います。
ただし、ANAマイルの提携ポイントのなかにはAmazonギフト券はありません。なぜ!?と思う人もいるかも知れませんが、これは回避する方法があるので次にご紹介します。
nanacoポイント経由でAmazonギフト券に交換可能
Amazonギフト券は、ANAマイルの提携ポイントの対象には含まれていません。
とは言っても、この問題をクリアするのは比較的簡単!
ANAマイルは、nanacoポイント経由でAmazonギフト券に交換可能
なのです。流れとしては次の通りです。
- ANAマイルをnanacoポイントに交換
- 交換したnanacoポイントで、セブンイレブンでAmazonギフトカードを購入
- 自分のAmazonギフト券アカウントにチャージ
これだけです。
nanacoポイントは、セブンイレブンで販売されている「POSAカード」を購入することができること、そのなかにはAmazonギフト券も含まれること、ココを把握しておけばOKです!
POSA(ポサ)とは「Point Of Sales Activation」の略で、コンビニのレジを通ってはじめて有効化されるプリペイドカードのことです。
【重要】同一年度内2万マイルの上限枠がある
ANAマイルを提携ポイントに交換する際には、交換レート「1ANAマイル=1円」が適用されるポイント額には上限があることを理解しておくことが重要です!
ほとんどの提携ポイントで、10,000ANAマイルを単位(1口)とした交換となっているのですが…
- 交換レート「10,000ANAマイル=10,000ポイント」が適用されるのは、同一年度内に20,000ANAマイル(2口)まで
- 30,000ANAマイル(3口)を超えると、交換レート「10,000ANAマイル=5000ポイント」となる
このような交換ルールが定められているのです。
3万マイル以上は「10,000ANAマイル=5000ポイント」つまり「1ANAマイル=0.5円」に交換レートが半減してしまうので、まずは2万マイルの交換で考えるのがおすすめです。
そして!同一年度内とは、4月1日~翌年3月31日のこと。
まだ一度もANAマイルを提携ポイントに交換していない人は、この3月31日までに2万マイルを交換しておけば、年度内対応に収まるということなんです。ココ超重要!
4月1日以降は次年度対応になるので、次年度に再び2万マイルを提携ポイントに交換して現金化すれば、新型コロナウイルスの影響が予想される期間においても、4万マイルは最低限フルレートで現金化できるのです。
【3月末がタイムリミット?】ANAマイルをAmazonギフト券に交換する方法【まとめ】
ANAマイルをAmazonギフト券に交換する方法と、もし交換するつもりなら3月末日までの年度内に済ませた方がお得になることをお伝えしました。
- 新型コロナウイルス感染症の拡大が航空業界を直撃していて、貯めたマイルを航空券に換えても旅行先が無い状態です。
- 2020年3月19日、ANAはマイルの有効期間について、1年間延長する救済策を発表しました。
- 貯まったマイルをどうすれば良いか困っている場合、提携ポイントに交換することも選択肢として検討して見ると良いです。
- Amazonギフト券はANAマイルの提携ポイントに含まれていないのですが、nanacoポイントを経由することで簡単に回避(交換)できます。
- 最優遇の交換レートが適用されるのは、同一年度内2万マイルまでという上限があるので、提携ポイントに交換を考えている場合は、3月末までに一度処理してしまうのがおすすめです!
『お金節約.com』編集部は、航空会社のマイルは、ANAマイルに寄せています。
取材出張時に使う航空券に交換することなどで活用していたのですが、当面は飛行機移動そのものが困難になると予想され…。
一方で、備品などの購入はAmazonが中心なので、この際、nanacoポイント経由でANAマイル(2万マイル分)をAmazonギフト券に交換してしまおうと考えたのですね。
私たちにとっては、Amazonギフト券は、ほぼイコール現金という感覚です。
今回は、当編集部で実行した流れを、そのままノウハウとしてご紹介して見ました。どうせポイント交換するなら、年度内の3月末までに処理しておいた方が間違いなくお得です!
年度末は色々事務処理が重なると思いますが、マイル処理について、当記事が参考になったら嬉しいです♪