JRの電車運賃の場合、切符を分割して購入すると安くなる場合があります。『分割切符』と呼ばれる仕組みですね。
そういう仕組みがあるとは言っても、どうやって買うの?使い方は?自動改札を通れるの?など、色々疑問もありますよね。
そこで、『分割切符』の買い方、使い方、自動改札対応を一通り実験してみました!
JR交通費を安くできる『分割切符』の仕組みを利用する時には、参考にしてみてくださいね!
分割切符の買い方【指定席券売機を活用!】
『分割切符』とは、JR路線のみに利用できる運賃を安くする方法。
目的地までの切符を、1枚では無く、あえて2枚以上に分割することで安くなる!という方法のことです。
まず『分割切符』の基本的な仕組みについては、前回の記事を参考にしてくださいね!
その上で、今回は『分割切符』の買い方、使い方、自動改札対応をまとめました!『分割切符』の利用マニュアルですw
何駅で分割するか事前にチェック!
前回の復習ですが、『分割切符』を利用する時は、何駅で分割すると良いのか、事前に確認する必要があります。
『分割.net』という非常に便利なサイトがありますので、チェックしておきましょう!
JR乗車券分割プログラム『分割.net』(別サイトが開きます)
『分割切符』を買うなら【指定席券売機】を活用!
『分割切符』はJRの規定に何ら抵触しない合法的な切符の買い方なので、みどりの窓口でも問題無く購入することができます。
でも…。途中駅で切符を分割する買い方って、ちょっと言いにくい…。恥ずかしい…。そう思ってしまいますよね。
でも大丈夫!指定席券売機で、切符を分割して購入することができるんです!
指定席券売機を使うと、指定席券売機の設置駅以外にも、乗車駅を自由に指定して切符を発行することができるんですね。ここが重要なポイント!
あとは、必要な区間の切符を購入すればOKです。ただし、途切れることなく分割されていないと『分割切符』として機能しません。一例をあげると…。
「新橋駅~上野駅」+「上野駅~成田駅」これは『分割切符』として成立しますけれど、「新橋駅~東京駅」+「上野駅~成田駅」これは『分割切符』として成立しません。
この点には気をつけてくださいね!
指定席券売機では、乗車駅を自由に設定できるので、この機能を『分割切符』に応用するわけです。途切れないように分割するようにしてください。
【指定席券売機】の設置状況を事前にチェック!
指定席券売機とは、新幹線を含む特急の指定席や乗車券を購入できる券売機で、JR西日本では「みどりの券売機」とも呼ばれています。
指定席券売機は、主要な駅には設置されていますが、完全に全ての駅に設置されている訳ではありません。
自分が利用する駅が決まっているなら、指定席券売機の設置状況は事前にチェックしておきましょう!
『指定席券売機』の設置状況を確認できるサイト
- 【JR東日本】指定席券売機のある駅(駅を検索)
- 【JR西日本】「みどりの券売機」の設置駅情報検索
- 【JR東海】JR東海テレフォンセンター(公式サイトに設置駅情報無し)
- 【JR九州】指定席券売機の設置駅
- 【JR北海道】指定席券売機の設置箇所
- 【JR四国】指定席券売機の設置駅
分割切符の使い方【入る時は自動改札機、出る時は有人改札】
『分割切符』の使い方は非常に簡単です。
一度でも『分割切符』の使い方を体験してしまえば、1枚の通しの切符とまったく同じような感覚で使用することができます。
『分割切符』で改札口に入る時は自動改札でOK
『分割切符』で改札口に入る時は、普通に自動改札を通ることができます。
『分割切符』ですから、最低2枚には切符が分割されることになります。乗車駅から、最初の分割地(分割駅)までの切符1枚を自動改札に通せばOKです。
『分割切符』で改札口から出る時は有人改札を通る
『分割切符』で改札口から出る時は、自動改札を通ることはできません。
『分割切符』を、分割したすべての枚数分を、有人改札にいる駅員さんに渡せばOKです。
駅員さんも慣れているので、乗車駅から降車駅まで、途切れることなく分割されているのをぱっと目視で確認して、そのまま通してくれます。
『分割切符』でも途中下車の必要は無し!
『分割切符』を使っているからと言って、分割している駅で途中下車する必要は無いです。
乗車駅から目的地まで、1枚の切符を使う時と同じように、ずっとそのまま電車に乗って行って大丈夫です。
- 『分割切符』で改札口を通る時は、最初の1枚を自動改札に。
- 『分割切符』で改札口を出る時は、全枚数分を有人改札に。
- 『分割切符』でも途中下車する必要は無し!
分割切符を買って、使って、自動改札を出てみた【体験報告】
編集長より子は、JR成田駅から新橋駅まで取材に行くことに…。
この機会に、『分割切符』の買い方、使い方、自動改札対応を実験・体験してきました!
まずは『分割.net』で何駅で分割するかを確認
取材に出るとき『分割切符』のことを思い出し、「分割.net」で運賃をチェックして見たのですが….。
JR成田駅から新橋駅に行く場合、分割するだけで240円も安くなることが判明!18%以上安くなるってことですよ!『お金節約.com』編集長としては超興奮w
もちろん上野駅で分割すればいいのね、ということもチェックしました♪
指定席券売機は混雑していることもある
『分割切符』買うぞ!と、JR成田駅に入ったのですが、指定券売機は1台のみ、その前には団体旅行客の長蛇の列が…。
添乗員さんが一人一人の分を確認しながら代理入力してるんです。これはちょっと時間的に無理だなと往路の『分割切符』利用はあきらめました…。(泣)
指定券売機が1台しかない駅では、もし指定席券売機が混雑していたら「みどりの窓口」を利用しましょう。言えばちゃんと分割発行してくれます。
『分割切符』を指定席券売機で発行する方法
無事に取材を終えたので、帰りみちでは必ず『分割切符』で!と決意していた編集長より子ですが…。
JR新橋駅の指定席券売機はすごく空いていて、快適に利用できました!
ここから先は、写真レポートでお伝えしていきますね!
『分割切符』乗車駅から分割駅まで購入
『分割切符』分割駅から降車駅まで購入
『分割切符』乗車駅では最初の1枚のみ挿入
『分割切符』降車駅では有人改札で全枚数を渡す!
【分割切符の買い方、使い方、自動改札対応】まとめ
今回は『分割切符』の購入方法・使用方法から、自動改札の対応をまとめてみました!
- JR路線なら『分割切符』を使うと運賃が安くなることがある!
- 『分割切符』を買うなら【指定席券売機】を利用すると便利です。
- 【指定席券売機】は乗車駅を自由に設定可能!この機能を活用!
- 『分割切符』で電車に乗る時は、自動改札に最初の1枚を通すだけ。
- 『分割切符』で電車から降りる時は、有人改札を通ります。
指定席券売機は、一度体験してしまえば、非常に簡単に使えます!
路線によっては2割近くも運賃が安くなるわけで、これは使わない手はありません!
『お金節約.com』編集部でも、今後は『分割切符』を活用するゾ!と、誓った編集長より子ですw
【『お金節約.com』編集部注】今回は分割切符の体験のためにJR路線を使用しましたが、成田~新橋間は、京成線の方が便利で安いことが多いです!実際には、各私鉄線とも運賃比較の上、ご活用くださいませ!