お弁当は日本の誇る食文化。
日の丸弁当とか、幕の内弁当とか、美味しいお弁当はたくさんありますよねー
でも、一番気になるのはやっぱり、からあげ弁当!
お弁当屋さんの定番、「からあげ弁当」をチェックする新シリーズです!
ほっかほっか亭は日本最大のお弁当チェーン(でした)
一番最初に取り上げるのは、ほっかほっか亭です!
というのも、ふみ子が小さい頃は、お弁当屋さんと言えば「ほっかほっか亭」だったんですよねー
何というか、思い入れがあるわけですw
ほっかほっか亭と言えば、屋号・商標をめぐるバトルがありましたよね…。
まずは、ほっかほっか亭のバトルの経緯について、ふり返ってみましょう。
ほっかほっか亭の分裂騒動
1978年(昭和53年) | 株式会社ほっかほっか亭 |
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1981年(昭和56年) | 株式会社ほっかほっか亭総本部を設立、フランチャイズ展開開始 |
1984年(昭和59年) | 株式会社ダイエーと提携 |
1985年(昭和60年) | 東部・関西・九州の3地域本部制を導入 |
1990年(平成2年) | 九州地域本部、株式会社プレナスに改称 |
1993年(平成5年) | 関西地域本部、株式会社ハークスレイに改称 |
ここまでがバトルの前段階ですね。
ダイエーと提携して、株式の一部が渡っていることが後に騒動の原因となります。
ほっかほっか亭の、3本部のなかで、九州地域本部を担う株式会社プレナスと、関西地域本部を担う株式会社ハークスレイが対立を深めていったかたちですね…。
1999年(平成11年) | 株式会社プレナスが、ダイエーより株式を買収。株式の44%を取得し、創業者に次ぐ第2位の株主に |
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2006年(平成18年) | 株式会社ハークスレイが、創業者より株式を取得。株式の54.17%を取得して筆頭株主に |
2008年(平成20年) | 株式会社プレナスが「ほっかほっか亭」の商標権占有を主張、株式会社ほっかほっか亭総本部に商標権使用料を請求する訴訟を起こすも敗訴 |
2008年(平成20年) | 株式会社プレナスがフランチャイズ契約を解除。「Hotto Motto」(ほっともっと)に転換 |
2015年(平成27年) | 株式会社ハークスレイが株式会社ほっかほっか亭総本部を完全子会社化 |
九州地域本部を担う株式会社プレナスが、ダイエーが保有する株式を買収して、攻勢を強めましたが…。
関西地域本部を担う株式会社ハークスレイが、創業者から株式を取得して、逆転。
- 株式会社プレナス系は「Hotto Motto」(ほっともっと)に転換
- 株式会社ハークスレイ系は「ほっかほっか亭」に残り続ける
こうして、日本最大のお弁当チェーン「ほっかほっか亭」は分裂したわけです…。
現在の「ほっかほっか亭」の基本情報
店舗名 | ほっかほっか亭 |
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運営会社 | 株式会社ハークスレイ |
本店所在地 | 大阪市北区鶴野町 |
売上高 | 463億円(2018年3月期) ※株式会社ハースクレイの売上高 |
店舗数 | 966店舗(2018年3月期) |
ホームページ | ほっかほっか亭 |
分裂騒動の経緯の結果、現在の「ほっかほっか亭」は、株式会社ハークスレイが運営する、お弁当フランチャイズ店となっています。
分裂の結果、店舗数は966店舗。日本で第3位の持ち帰り弁当のチェーン店です。
ちなみに、ライバルの「Hotto Motto」(ほっともっと)の店舗数は、2018年10月時点で2,746店舗。業界第1位ですから…。
分裂騒動の結果、「ほっかほっか亭」というブランドが被ったダメージは、やはり相当大きかったことが分かりますね。
- 株式会社ハークスレイ『業績・財務情報』
- 株式会社プレナス『2019年2月期第2四半期決算説明会資料』
ほっかほっか亭の「成田飯田町店」に行ってきました!
さて、ここからがいよいよ本題です!
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」をチェックして行きましょう!
今回は、ほっかほっか亭「成田飯田町店」に行ってきました。
ほっかほっか亭「成田飯田町店」の基本情報
店舗名 | ほっかほっか亭「成田飯田町店」 |
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住所 | 〒286-0041 千葉県成田市飯田町143-15 |
営業時間 | 7:00 ~ 21:00 |
駐車場 | 有り |
店舗ホームページ | ほっかほっか亭「成田飯田町店」 |
ほっかほっか亭「成田飯田町店」は、中央分離帯がある道路に面していますので、国道51号から赤坂公園方向に向かう流れ、地図で言うと下から上に向かう流れで進むとスムーズに駐車場に入ることが出来ます。
ほっかほっか亭「成田飯田町店」の店内
ほっかほっか亭「成田飯田町店」の店内はかなり広めです。ピーク時には利用客が多いことが伺えますねー
ほっかほっか亭「成田飯田町店」の店内では、ミニカップ麺類も販売されているのですが…。お値段的には112円(税込120円)ですから、基本定価ベースですねー…。
ほっかほっか亭「成田飯田町店」の店内では、お茶などのドリンク類も販売されていますが、ほぼ自販機価格と同等かと思います。
メニューはレジ前に掲示されています。ここから選ぶ感じです!
唐揚弁当(5コ)を発見!482円(税込520円)です。ほぼワンコイン価格ですねー
購入する「からあげ弁当」はこれに決定!
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」をチェック!
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」を一通りチェックして行きます!
メニューにある通り、ゆずしょうゆ付きで、1段のトレー式なのが分かりますね。
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」の重量を計測
全体重量 | 506g(容器重量込み) |
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からあげ重量 | 164g(計測容器の重量は除外)全体の約32% |
ご飯重量 | 253g(計測容器の重量は除外)全体の約50% |
さっそく、ほっかほっか亭の「からあげ弁当」の重量を計測して行きます。
お弁当だと持ち帰って計測できるので、変なひとにならずに済むのが嬉しい…。
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」全体の重量は、容器重量込みで、506gでした。
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」は、からあげ重量が、164g。ご飯重量が、253gでした。どちらも容器重量は除外済みです。
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」を実食
ほっかほっか亭の「からあげ弁当」は、懐かしい伝統の味…。
標準的な「からあげ弁当」というと、やっぱりコレなのかなーと思いました!
美味しくいただきました♪
ほっかほっか亭の『からあげ弁当』をチェック!まとめ
ほっかほっか亭の『からあげ弁当』をチェックしてみましたが、いかがでしたか?
- ほっかほっか亭は、かつては日本最大の持ち帰り弁当チェーン店でしたが…。
- 徐々に内部で、関西地域本部と、九州地域本部の対立が進行していった様子です。
- 2008年に、九州地域本部(株式会社プレナス)が「Hotto Motto」として分離独立!
- 結果、ほっかほっか亭は現在、日本第3位の持ち帰り弁当チェーン店です。
- ほっかほっか亭のからあげ弁当は、懐かしい伝統の味!
ほっかほっか亭の分裂騒動が起こっていた当時は、よく理解できなかったのですが…。
いま振り返ってみると、内部対立が深まっていく典型的な事例なのかなとも思います。ほっかほっか亭ブランドにとっては、残念な事件でしたねー…。
分裂騒動を経て、おおきく店舗数を減らした「ほっかほっか亭」ですが、からあげ弁当は、懐かしい伝統の味のままで安心しました!
これから競合各社の分も、調査を進めていきたいと思います♪